高島晨伍の過労自殺経緯+遺書内容|甲南医療センター消化器内科の責任者は?【高校・大学】

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2023年8月17日、神戸市東灘区の甲南医療センターで、専攻医・高島晨伍さんが過労により自らの命を絶ちました。

この事案では、彼が甲南医療センターの消化器内科での厳しい勤務環境やその責任者についての疑問が持たれています。

この記事では、高島晨伍(しんご)さんの過労自殺の経緯や遺書の内容、そして甲南医療センター消化器内科の責任者についてを調査します。

目次

甲南医療センターの専攻医・高島晨伍さんの過労死:自死・自殺の経緯

神戸市東灘区にある甲南医療センターの専攻医、高島 晨伍さん(26歳の時)は過労で亡くなりました。彼は、仕事のプレッシャーに苦しんでいたと、母親に話していました。

しかし、甲南医療センターは、長時間働くように指示したという事実を否定しています。

この状況に、高島さんの家族は疑問を感じています。

高島晨伍さんの顔画像・顔写真

男前で真面目そうなイケメンです。

こんなことになってしまうとは……

高島晨伍さんの遺書の内容+自殺前の様子

高島さんは遺書を書いており、「知らぬ間に一段ずつ階段を昇っていた。

お母さん、お父さんを考えて我慢してきたけれど、もう限界」と述べていました。

彼の母親、淳子さん(60歳)の話によれば、高島さんの父親は消化器内科の医師で、高島さんは中学時代から医師を志していました。

彼は2020年4月に甲南医療センターの研修医になった後、内視鏡の手術の練習に真剣に取り組んでいたと、彼の同僚たちが言っています。

2022年2月のころ、高島さんの勤務は更に厳しくなりました。

救急の患者への対応で、彼は夜遅くまで働くことが続いていました。

この頃、彼は大阪に住む母親、淳子さんに「毎朝5時半に起きて、タクシーで病院に行っている。夜11時まで帰れない。土曜日や日曜日も仕事がある」と話していました。

淳子さんが心配して、高島さんの神戸市の自宅を訪れたところ、4月からは部屋の中が散らかっていました。

また、彼の話す言葉の数も減っていました。さらに、彼は忙しい診療と、学会での発表用の資料の作成に追われ、5月には「とても疲れている。2月から休む時間がない」と言っていたという。

自殺が発覚:高島晨伍さんの遺体発見

淳子さんは、高島さんが亡くなる2日前に彼を訪れました。

その際、高島さんは淳子さんの顔を見るなり涙を流し、「今週締め切りの学会の資料ができない」という深刻な状態を伝えました。

淳子さんは息子に休職を提案しましたが、高島さんは「休職したら職場に戻れない」としてその提案を拒絶しました。

さらに、5月17日の昼、淳子さんのもとに高島さんから「変な気を起こさんようにするから」という内容のメールが届きました。

しかし、それ以降高島さんからの反応はなく、淳子さんが自宅に急行すると、高島さんはクローゼットで亡くなっている姿を発見しました。

彼が残していた遺書には、「お母さんに辛い思いをさせるのが苦しい」という内容が記されていました。

この事件を受けて、淳子さんは大変な後悔の念を抱きつつも、今でも家のクローゼットを開けることができないと語っています。

甲南医療センターは長時間労働を否定

「甲南医療センター」では、取材を受けた際、高島さんに対する長時間労働の指示を否定しました。

西宮労働基準監督署は、出退勤記録を元に高島さんの労働時間を確認しましたが、センターは反論します。センター内での滞在時間の中には、専門知識や技術を学ぶ「自己研さん」の時間が含まれるため、それ全てが労働時間とは限らないとの立場です。

そして、勤務医に対し、センターでの「業務時間」と「自己研さんの時間」を別々に報告するよう指示していたと伝えています。

一方で、高島さんが申告していた残業時間はごくわずかであったとされています。

センターからは、「高島さんは熱心に仕事をしていたが、医師の労働状況の管理が不足していた」との意見が示されました。

現在、センターでは上司が労働状況を厳しくチェックしているとのことです。

高島さんの母、淳子さんは、息子の同僚から、センター内での残業申告が難しいという声を聞いていると明らかにしています。

彼女は、「指示がなかったら、息子がそこまで追い込まれることはなかった」と述べています。

高島晨伍さん自死・自殺原因は過労による鬱か

高島晨伍さんの過労自殺に関する報道を受け、多くの人々が心の内に大きな衝撃を受けていることは間違いありません。

そして、彼の心情に関する疑問が多く浮上しています。

一つの疑問として、高島さんが鬱症状に苦しんでいたのではないかという点が浮かび上がります。高島さんが経験していた労働環境は非常に厳しいものでした。

母親、淳子さんの証言によりますと、朝5時半に起きて出勤し、午後11時に帰宅するという過酷なスケジュールをこなしていたことがわかります。

加えて、休日も業務があるために休めない状況でした。

長期間にわたる過労は、身体的な疲れだけでなく、心のバランスを崩す要因となることが知られています。

医師という職業は、患者さんの命を預かるという重大な役割を担っています。

その責任感やプレッシャーは計り知れません。

彼の遺書にも「お母さんに辛い思いをさせるのが苦しい」と記されていました。

この言葉から、彼が家族に対する強い責任感を持ちつつ、同時に自身の苦しみを訴えていたことが理解できます。

また、淳子さんとのやり取りを見ると、高島さんは感情のコントロールが難しくなっていたこともうかがえます。

亡くなる2日前に母親の顔を見るや涙を流し、「今週締め切りの学会の資料ができない」と取り乱した様子は、彼が通常の疲れ以上の精神的な重圧を感じていたことを示しているように思えます。

彼の自宅を訪れた淳子さんの証言によりますと、4月以降、部屋にはゴミが散乱し、彼の口数も減っていました。

これらの行動や反応は、日常生活における小さなことまでが負担となっている可能性を示唆しています。

鬱症状には、興味喪失や無気力、憂鬱な気分、集中力の低下などがありますが、高島さんの状況はこれらの症状と一致する面が多いと思います。

病院側高島さんに長時間労働を指示したことを否定していますが、実際の彼の労働状況や彼自身の表現から、彼がどれほどのプレッシャーや苦しみを感じていたのかを推察することはできます。

鬱症状の原因は多岐にわたりますが、彼の場合、過労がその一因となった可能性は高いと思います。

しかし、真実は高島さんだけが知るものです。

私たちは外部からの視点でしか彼の心情を理解することはできません。

彼が鬱だったのか、過労の結果、心のバランスを失ったのか。

この問題に対する答えを求めることは難しいですが、彼の状況を深く理解し、過労死や心の問題を防ぐための社会的な取り組みの重要性を再認識する必要があります。

高島晨伍(しんご)のプロフィールや経歴、学歴(出身高校や大学)は?

以下が、高島晨伍(しんご)さんの詳細なプロフィール表です。

高島晨伍さんのプロフィール

項目詳細情報
名前高島晨伍
読み方たかしま しんご
出身地大阪府神戸市
年齢26歳
職業医師(専攻医)
勤務先甲南医療センター

高島晨伍さんの高校

項目詳細情報
出身高校東大寺学園高等学校
偏差値78
男女分類男子校
国公私立分類私立学校
住所奈良県奈良市山陵町1375

高島晨伍さんの大学

項目詳細情報
出身大学神戸大学 医学部医学科
偏差値67.5
国公私立分類国立大学
住所兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-1

高島晨伍さんは、大阪府神戸市出身で、26歳医師(専攻医)として、甲南医療センターで勤務しています。

高島さんが以前に「京都医塾」のインタビューを受けた際の情報により、彼の学歴が確認されます。具体的には、

東大寺学園高等学校を卒業し、その後神戸大学 医学部医学科に進学しました。

東大寺学園高等学校は、偏差値が78で、男子校として知られています。

この学校は私立で、その所在地は奈良県奈良市山陵町1375です。

一方、神戸大学は、偏差値67.5国立大学として、兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-1にキャンパスを構えています。

報道された高島さんの顔画像を確認すると、少し幼さが感じられますが、同一人物であることが確認できます。

また、彼の名前の表記「髙島晨伍」や、「しんご」という読み方は特徴的です。

神戸の医療系の大学の卒業生として、この名前の特徴からも、彼の情報が一致していることがわかります。

甲南医療センター院長や消化器内科の責任者は?

甲南医療センター院長や消化器内科の責任者を調査しました。

甲南医療センター院長は?

甲南医療センターの院長は具英成さんであるとのことです。

消化器内科の責任者は?

HPからそのまま転載。

役職・スタッフ名専門分野
学位・経歴
得意とする分野学会専門医・認定医
参事 谷 聡Satoshi Tani専門分野 / 腫瘍・血液内科(消化器内科兼任)消化器全般、特にがんに対する化学療法 ウイルス性肝炎・肝臓がんの診断と治療日本内科学会総合内科(専門医・指導医)日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)日本消化器病学会(専門医・指導医)日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)日本肝臓学会(専門医)
消化器病センター長、統轄部長西岡 千晴Chiharu Nishioka専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /医学博士日本消化器病学会近畿支部評議員消化器全般、特に小腸を含む消化管疾患の診断と治療日本内科学会総合内科(専門医・指導医)日本消化器病学会(専門医)日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)日本肝臓学会(専門医)日本消化管学会胃腸科(専門医)日本カプセル内視鏡学会(認定医)
部長河原 史明Fumiaki Kawara専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /医学博士日本消化器内視鏡学会学術評議員・近畿支部評議員日本消化器病学会近畿支部評議員緩和ケア研修会修了消化器全般、特に食道・胃・大腸のがんの早期診断と内視鏡治療(ESD) 食道アカラシアに対する経口内視鏡的筋層切開術(POEM)日本内科学会総合内科(専門医)日本消化器病学会(専門医・指導医)日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)日本食道学会食道科(認定医)
医長山中 広大Kodai Yamanaka専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /医学博士緩和ケア研修会修了消化器全般、特に胆膵疾患の診断と治療(EUSとERCP)日本内科学会総合内科(専門医)日本消化器病学会(専門医)日本消化器内視鏡学会(専門医)日本肝臓学会(専門医)日本膵臓学会認定(指導医)
医長賀来 英俊Hidetoshi Kaku専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /医学博士消化器全般日本内科学会(認定内科医)日本消化器病学会(専門医)日本消化器内視鏡学会(専門医)日本消化管学会胃腸科(専門医)日本医師会認定健康スポーツ医
医長金子 三紀Miki Kaneko専門分野 / 消化器内科消化器全般日本内科学会(認定内科医)日本消化器病学会(専門医)日本消化器内視鏡学会(専門医)日本肝臓学会(専門医)日本消化管学会胃腸科(専門医)日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
医長原 和也Kazuya Hara専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /日本消化器内視鏡学会近畿支部評議員緩和ケア研修会修了TNT研修会修了消化器全般日本内科学会(認定内科医)日本消化器病学会(専門医)日本消化器内視鏡学会(専門医)日本肝臓学会(専門医)PTEG取り扱い暫定(認定医)
医員田中 彩香Ayaka Tanaka専門分野 / 消化器内科消化器全般日本内科学会内科(専門医)
医員中辻 政志Masashi Nakatsuji専門分野 / 消化器内科消化器全般
医員坂根 達哉Tatsuya Sakane専門分野 / 消化器内科消化器全般 
医員藤本 悠Haruka Fujimoto専門分野 / 消化器内科消化器全般
医員井口 謙志Kenji Iguchi専門分野 / 消化器内科消化器全般
非常勤松浦 敬憲Takanori Matsuura専門分野 / 消化器内科学位・経歴 /臨床研修指導医緩和ケア研修会修了消化器全般、特にウイルス性肝炎・肝臓がんの診断と治療 潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患の治療日本内科学会(認定医)日本消化器内視鏡学会(専門医)日本消化器病学会(専門医)日本肝臓学会(専門医)

参事の「谷 聡」統轄部長「西岡 千晴」部長「河原 史明」この辺りですかね。

世間の反応

研修医や専攻医といった若手の医師たちの過労による自殺が続いているのはとても残念です。多くの彼らは社会人としての経験が少なく、急に大きな責任を背負います。患者さんは、彼らをただの医師として見てしまうので、彼らの中で「若手だから」という言い訳は使えません。真面目に取り組む医師ほど、自分の未熟さや必要なスキルの獲得への焦りを感じることが多いです。そして、病院での業務だけでなく、家でも資料作成などの業務に追われる時間が増えます。

私自身も医師として働いておりますが、確かに医師の業務は忙しく、時には時間外の仕事も必要です。しかし、月200時間以上の労働は考えられません。今回の症例は消化器内科の3年目の医師で、彼はまだ新人の段階です。普通に業務を進めるのも大変だったことでしょう。このような状況での過労は問題です。その病院には以前から問題があったとの声も上がっており、今回の事態に真摯に向き合うべきです。

私の友人も初めの3年間はほとんど休むことなく勤務しており、一度自身で点滴をしながら作業をしていたことを話していました。3年が過ぎると、そういったことは少なくなったようですが、若手の働く環境が厳しいのは確かのようです。鬱のような症状が出ていたかもしれませんね。周りがもっと気づいてサポートできればよかったと思います。より良い職場環境を願っています。亡くなった方のご冥福を心からお祈りします。

記事によれば、息子さんは仕事の重圧で鬱状態になっていたようです。辞めたくてもできず、責任感が強い方だったのでしょう。総合病院は大変な場所で、休憩時間が短い上に、たくさんの仕事が待っています。私自身も医療の現場で働いていましたが、体調を崩し、小規模なクリニックに転職しました。その後は体調が良くなり、総合病院を辞めたことに感謝しています。人は限界があり、それは人それぞれです。母親の心の痛みを想像すると、とても辛いでしょう。心からお悔やみ申し上げます。

非常に残念な事態です。病院は人を助ける場所であるにも関わらず、このような問題が発生しています。医療界はこの問題を深刻に受け止める必要があります。若い医師たちは過酷な部門を避けるようになり、救急医療の現場は医師不足の問題が深刻化しています。若い医師も自分の命を大切に思っているので、この状況は改善が必要です。医師の数を増やして、しっかりと休憩が取れる環境を整えることが求められています。

医師の仕事の負荷は本当に大きいと思います。特に下の立場の医師は、上位の先生方とのコミュニケーションにも緊張を伴います。業務外での作業や学びの時間には報酬が支払われないこともあり、医師の収入が高いと思われがちですが、それは必ずしも正しくありません。残業をしていないとしても、実際には多くの業務が存在するので、医師の労働環境を見直す必要があると感じます。また、医師のメンタルサポートも大切に考えられるべきだと思います。

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