飯森裕次郎の現在 「計画的犯行でも心神喪失で逆転無罪」吹田署交番襲撃

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2019年6月、大阪府吹田市で発生した吹田署交番襲撃事件

その被告人である飯森裕次郎の無罪が確定しました。

一体、飯森裕次郎とはどのような人物なのでしょうか?

目次

吹田警察署千里山交番警察官襲撃事件の経緯や時系列

2019年6月16日に大阪府吹田市の吹田警察署千里山交番にて警察官、古瀬鈴之佑巡査が襲撃された事件がありました。

警察官は刃物で刺され、拳銃が奪われたという強盗殺人未遂事件でした。

現場からは、「警察官が血を流して倒れている」との通報があり、事件後に逃走した犯人は数時間後に近くのマンションで逮捕されました。

犯人は、無職の飯森裕次郎被告(当時35歳)であり、強盗殺人未遂などの罪に問われ、裁判員裁判が行われました。

その後、飯森被告については一審で有罪判決が下されましたが、控訴審において無罪判決が出されました。

36歳の男性被告人が強盗殺人未遂などの罪に問われましたが、大阪高等裁判所は控訴審で逆転無罪とする判決を出し、これが確定しました。

検察は上告しない方針です。

大阪高等裁判所は、「被告人は、罪を犯したときに、精神障害により自己の行為の意味を理解することができず、意思決定能力について大きな障害があった」との見解を示し、被告人の刑事責任能力が認められないと判断しました。

最高裁判所は上告棄却となっています。

飯森裕次郎被告「心神喪失、責任能力なし」で無罪がおかしい理由

飯森裕次郎容疑者は2019年6月16日早朝、大阪府吹田市の関西大学前駅近くの交番を襲撃し、警察官から拳銃を奪って逃走する事件を起こしました。

この事件の直前には、同じく吹田市内で虚偽の空き巣被害の通報があったとされており、通報者が飯森容疑者であることが判明しています。

また、飯森容疑者は事件の2日前には南千里クリスタルホテルに宿泊しており、予約なしでチェックインしていたとのことです。

用意周到に犯行計画を練っていたようで、「明確な殺意と計画的犯行」あったにもかかわらず、無罪になるのはおかしいという指摘があるようです。

刑法第39条「刑事責任能力のない人は処罰の対象外とする、または、処罰を軽減する」

刑法第39条には、「刑事責任能力のない人は処罰の対象外とする、または、処罰を軽減する」と規定されています。

責任能力とは、自己の行為について刑法上の責任を負う能力を指します。

精神の障害や発達障害により、自己の行為について刑法上の責任を負う能力が欠ける場合があります。

このような場合、刑事責任能力がないとされ、罪に問われることはありません。

責任能力の有無は、最終的に法律家によって判断されます。

起訴される前であれば検察官が、裁判になった後は裁判官が判断します。

ただし、検察官や裁判官は精神医学の専門家ではないため、精神科医による鑑定結果や意見を参考にすることがあります。

責任能力に障害がある場合、心神喪失者の行為は罰しないことが刑法で規定されています。

また、心神耗弱者の行為はその刑を減軽することができます。

心神喪失とは、病気や外傷により心の働きが停止している状態で、心神耗弱とは、一時的に心の働きが弱くなっている状態を指します。

飯森裕次郎の顔画像・顔写真|経歴プロフィール、家族構成にSNS垢アカウント(Twitter、Facebook、Instagram)

プロフィール

名前 :飯森裕次郎
読み方や振り仮名:いいもり・ゆうたろう
年齢 :35(逮捕当時)→36(2023年4月4日現在)
住所 :東京都品川区
職業 :アルバイト従業員
容疑 :強盗殺人未遂の疑い

飯森裕次郎被告は、関西テレビの取締役常務を務めている父親である飯森睦尚(むつひさ)と、元アナウンサーとも言われる母親の間に生まれた二男で、兄がいることがわかっています。

母親と兄の名前は不明です。

兄は飯森容疑者より2歳年上とされています。

所持品から心療内科の診察券と精神障害者保健福祉手帳2級が発見されており、精神障害者であったようです。

また、飯森容疑者は高校、大学時代とどのような人物であったかについては明確な情報は見つかりませんでした。

ただし、飯森容疑者が起こした吹田拳銃強奪事件について、フェイスブックに掲載された画像から「勉強に打ち込む」姿勢が垣間見られることが報じられています。

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