2023年8月24日午後11時40分、紀伊水道での大きな事故が発生しました。
和歌山県沖で、日本船籍の貨物船「いずみ丸」とリベリア船籍の貨物船が衝突。
この結果、「いずみ丸」は転覆し、乗船していた5人のうち3人は救助されましたが、2人の行方はまだ確認されていません。
今回の衝突事故に関わる日本の船「いずみ丸」とリベリア籍船の船名や運営会社や衝突時のドライブレコーダー動画・映像についてを調査します。
紀伊水道での貨物船2隻の衝突事故概要
紀伊水道での事故は8月24日の午後11時40分に発生しました。
この海域は、和歌山県沖とされています。事故の際、日本船籍の貨物船とリベリア船籍の貨物船が衝突しました。
結果、日本の船「いずみ丸」が転覆したとのことです。
いずみ丸は、全長およそ73メートル・総トン数499トンとされ、5人が乗船していたとの情報があります。
3人は救助され、全員が意識があると伝えられています。
しかし、2人の乗船員の行方は確認できていないようです。
捜索活動は海上保安部の巡視船により行われているとのことです。
一方、リベリア籍船は大阪港から台湾に向けて紀伊水道を航行中だったという情報があり、衝突の後、無線通報が行われました。
この情報は第五管区海上保安本部から提供されています。
事故の詳しい原因についての情報はまだ明らかになっていないが、引き続き調査が行われるでしょう。
【いずみ丸】衝突転覆事故起こした貨物船2台の名前と運営会社は?
和歌山県と徳島県沖の紀伊水道において、今月24日の夜11:40分に2隻の貨物船が衝突しました。この衝突により、日本船籍の貨物船いずみ丸が転覆したと報告されています。
いずみ丸の主な仕様は以下のとおりです。
- 全長: 75.49 m
- 型幅: 12.30 m
- 型深さ: 7.00 m
- 総トン数: 499 トン
- 完成年月: 2006年3月24日
- 最大馬力: 2000ps
- 最大出力: 1471kw
この貨物船は、泉海運株式会社という会社が所有しています。泉海運株式会社に関する情報は以下の通りです。
- 設立日: 1968年2月
- 資本金: 1100万円
- 従業員数: 7人
- 所在地: 山口県大島郡周防大島町大字和佐590-5
事故の原因や詳しい経緯はまだ明らかになっていませんが、事故に関与したもう1隻の船はリベリア船籍のCONTSHIP UNOであると特定されています。
今後の事故の調査や詳しい状況の公表を待つ必要があります。
安全のため、航行に関する情報や注意喚起が行われることが予想されます。
TS Line運航のJTK2サービスCONTSHIP UNOといずみ丸が衝突。
— 海運太郎 (@haiyuntail83611) August 24, 2023
現在CONTSHIP UNOは紀伊半島沖でドリフティング中。#海運 #コンテナhttps://t.co/Mco9b2XBt1
いずみ丸衝突時の画像やドライブレコーダー動画はある?
ドラレコ動画や衝突の瞬間を捉えた映像は公開されておりません。
国交省は、北海道の知床半島沖で発生した観光船の沈没事故の影響を受け、小型の遊覧船にドライブレコーダーの設置を義務づける方針を明らかにしました。
この方針は、被害者家族の意見を基に検討されていたものです。
2022年9月28日に、国の委員会でこの方針が了承されました。
現段階で、小型旅客船へのドライブレコーダーやカメラの設置は義務ではありません。
しかし、任意で装置を取り付ける事業者も存在します。
新たな方針では、小型の遊覧船にドライブレコーダーを設置することで、教育訓練の材料として活用し、事故が発生した際の状況を把握する手段として利用する考えです。
しかし、ドライブレコーダーには防水性能の問題や、屋根のない観光船への取り付けの難しさなどの課題が存在します。
これらの課題に対応するための詳しい方針やガイドラインの整備も進められる予定です。
さらに、船に乗船した乗客への救命胴衣の保管場所や着用方法の周知も重視される点となっています。
ただ、衝突したのは貨物船ですので、ドラレコ動画は積んでいなかった可能性が高いですね。
世間の反応
船の名前は「CONTSHIP UNO」です。紀伊水道にいることはAISで確かめられます。事故が起きた後も、その場に留まっているようです。EQUASISの情報によれば、10年前には安全検査でいくつかの欠陥が指摘されていました。しかし、過去4,5年は大きな問題が指摘されていないようです。今年3月には中国での検査で特定の条例に基づく拘留があったようですが、その詳細は不明です。船のオーナーや管理会社はギリシャにあり、多くの「CONTSHIP」と名前がついたコンテナ船を運営しています。この船の安全検査を行ったのは「LR」という組織でした。船や会社に大きな問題はないと思われます。私の予想では、船の乗組員はギリシャ人と他国の人たちの混合である可能性が高いと思います。
私も船での仕事経験があります。同じ名前「いずみ丸」の船はいくつか存在しますので、どの船かはっきりとは分かりませんでした。しかし、船の所属会社の名前を知ったとき、以前から知っている船だと気づきました。ある大きな製鉄会社との用船契約を結んでいる船です。率直に言うと、その船の運営は問題があると感じています。事故の具体的な原因はまだ分かりませんが、乗組員は深夜にも荷を積み下ろして、午前5時すぎには航行するようです。とても厳しい状況で、安全運行が難しいと思います。
紀伊水道には特定の航路があります。ただ、それは目で見ることができないので、その航路をきちんと進んでいても、他の船との接触の危険がないわけではありません。何よりも、行方不明の方々が無事に見つかり、救助されることを心から願っています。
乗組員の多くが日本人かもしれませんが、国籍に関係なく、今一番大切なことは皆さんの安全です。暗くて寒い環境の中、助かる時間が限られているかもしれません。しかし、救助隊の方々には、自身の安全を確保しながら、懸命に捜索していただきたいと思います。
真夏の紀伊水道の海水の温度は、おそらく25℃から30℃くらいでしょう。この温度でも、低体温症という症状になり、命に危険が及ぶことが考えられます。早い時期に見つけられ、救助されることを心から願っています。
皆さんが無事であることを心から願います。紀伊水道は狭い場所ですね。大きな客船は明るく光っているかもしれませんが、貨物船は決まったルールで灯りをつけるくらいで、非常に暗いと思います。最近の船にはレーダーが装備されていると思いますが、何らかの理由で距離を見誤ったのでしょうか。紀伊水道は大海への入り口でもあるので、流されないことを祈ります。
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