優しそうに聞こえてもこれは犯罪者のセリフですCM動画が鋭い！

2020年7月4日に公開された動画「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです」が話題となっています。

この動画は、ペットを捨てる親子の切ないシーンを通して、動物愛護の重要性と動物の遺棄や虐待の犯罪性を強く訴える内容となっており、SNS上で多くの反響を呼んでいます。

特に、高橋名人が自身のSNSでこのキャンペーンに共感を示したことも注目されています。

「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです」動画

広告キャンペーンの背景とそのメッセージ

ACジャパンが開始した日本動物愛護協会の支援キャンペーンが、SNS上で注目を集めています。

この広告は、ペットが受け入れられない社宅への転勤を理由に大切なペットを捨てる親子の切ないシーンを描いており、「親切な人に見つけてもらってね」という言葉が犯罪者のセリフとして示されています。

ここから、その犯罪行為の深刻さや動物愛護の重要性を伝えるとともに、動物の遺棄や虐待の犯罪性を強く警告しています。

ACジャパンの動物愛護キャンペーンと高橋名人の反響

電車の吊り広告だけど、ホントにそうだと思います。 pic.twitter.com/2WlZXuLHnX

— 高橋名人 (@meijin_16shot) November 30, 2020

高橋名人がこのキャンペーンを電車内で見かけ、自身のTwitterで感想を共有しました。

「電車の吊り広告だけど、ホントにそうだと思います」という彼のツイートは、多くの共感を呼び、6万近くのいいねを獲得。

他のユーザーからも、「人間側の勝手な都合を動物に押し付けてますからね」「最悪な言葉」といった感想が多数寄せられました。

その後、高橋名人はブログで過去に保護して飼うこととなった猫のエピソードを紹介。

このように考えると、ペットを持つことは責任であり、彼は「飽きたから捨てるとかありえない」と強くコメントしました。

彼はまた、迷子や災害でペットが離れ離れになった際のためのマイクロチップの利用を推奨し、自身もマイクロチップの埋め込みを考慮していることを明かしています。

動物愛護法に関する情報

言ってしまえば、動物を適切に扱わない行為は法的にも罰せられます。

具体的に、愛護動物を無用に殺害・傷つけた場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられます。

さらに、餌や水を与えず衰弱させたり、遺棄したりする行為も、1年以下の懲役または100万円以下の罰金というペナルティが存在します。

このキャンペーンは、テレビやラジオだけでなく、新聞や雑誌、車内広告などで多くの人々に伝えられています。

最後に、愛護動物とは具体的には、牛や馬、豚、猫、犬など、人が所有している哺乳類や鳥類、爬虫類を指します。これを理解した上で、私たちは動物との共生をより意識する必要があると考えられます。

「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです」の意

今年の注目キャンペーン：「犯罪者のセリフ」の背景とは？

ACジャパンが制作した「にゃんぱく宣言」は日本動物愛護協会の活動を支援する目的で作られ、そのキャンペーンは今年6月末まで放映されました。

大きな話題となったこのキャンペーンの後、7月には新しいCM「犯罪者のセリフ」がスタート。

しかし、この新しいCMの背景にはどのような思いが込められているのでしょうか。

一方で、日本動物愛護協会の常任理事・事務局長の廣瀬章宏さんによれば、協会はACジャパンとの協力を受けて、猫の適正飼育をテーマにしたキャンペーンを開始しました。

そして、その次の年度にも支援団体に選ばれた際、動物の遺棄や虐待に焦点を当てることを計画していたそうです。

このように考えると、新しいCMの背景には深い思いや狙いが存在することがわかります。

CMで伝えたいメッセージと実態

この新しいキャンペーンは、「動物虐待は犯罪だ」という強いメッセージを伝えることが狙いとなっています。

ただ、このメッセージをダイレクトに暗く恐ろしく表現するのは避けるようにしており、その理由は視聴者が不快に感じることを避けるためです。

しかし、2018年度のデータによれば、全国の動物愛護センターには91,939頭の犬や猫が引き取られています。

犬35,535頭、猫56,404頭という数字から、その中に多くの遺棄された犬や猫が含まれていることが推測されます。

ちなみに、これらの野良犬や野良猫は、元々人によって遺棄された動物が繁殖した結果として存在しています。

ここで、保護活動を行っている団体や個人たちも、すべての命を救うことは難しい現状があります。

例えば、虐待は悪いと知りつつも、遺棄に対して罪悪感を感じていない人が多いのが実情です。

だからこそ、虐待や遺棄は法的にも罰せられる行為であることを多くの人々に知ってもらいたい、というのがキャンペーンの大きな目的です。

SNSでの反響とこれからの動物愛護の方針

「犯罪者のセリフ」キャンペーンは、多くのSNSユーザーから「その通り」というような肯定的な反応を受けています。

逆に言えば、「にゃんぱく宣言」では「猫は外で飼うもの」という意見も見られるなど、適正な飼育の意識がまだ完全に浸透していないことも感じられます。

また、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたことから、ペットを飼い始める人が増えてきています。

しかし、その一方で「ペットを飼ってみたけど、思っていた以上に大変だった」という理由で遺棄するケースも増えています。

今後の動物愛護の方針としては、動物の命の価値をもっと高く評価する社会を作り上げることが必要です。

そのためには、ペットの適正飼育や虐待防止の啓発活動を更に強化していくことが求められます。

繰り返しますが、動物愛護の取り組みは今後も継続的に行われるべきです。

各団体や政府、そして私たち一人一人がその意識を持ち、行動に移すことが大切です。

「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです」まとめ