2021年11月、新潟市南区で発生した衝撃的な妻子殺害事件について、元看護師の渡辺健被告のSNSアカウントが特定されました。
この記事では、被告のInstagramに残された犯行前の投稿や、スマートフォンから発見された衝撃的な検索履歴の詳細を紹介します。
400万円の借金問題や不倫関係をめぐり、妻子の命を奪った凄惨な事件の全容が、SNSの投稿や検索履歴から明らかになっています。
執念深い殺害計画から事件後の不倫相手とのやり取りまで、被告の異常な心理と行動の軌跡に迫ります。
- 渡辺健被告のInstagramアカウント「ken050212」が特定され、犯行前の投稿内容が明らかに
- スマートフォンの検索履歴から、9ヶ月前から計画的に妻の殺害を企てていた証拠が発覚
- 競馬投資詐欺被害による400万円の借金と不倫関係が事件の引き金に
- 睡眠薬を使った2度の殺人未遂など、妻子殺害までの執念深い手口が判明
新潟市で起きた妻子殺害事件の全容
2021年11月、新潟市南区で衝撃的な事件が発生しました。
元看護師の渡辺健被告(31)が自宅で妻の春香さん(29)と長女の純ちゃん(1)の首をロープで絞め、殺害したのです。
この凄惨な犯行の背景には、被告の借金問題や不倫関係があったことが明らかになっています。
渡辺健被告が起こした凄惨な犯行とは
渡辺健被告は殺人、殺人未遂、殺人予備、窃盗の4つの罪に問われています。
起訴状などによると、被告は以下のような犯行に及んだとされています。
- 2021年11月の殺人: 自宅で妻の春香さんと長女の純ちゃんの首をロープで絞め、殺害した。
- 2021年3月の殺人未遂: 春香さんに睡眠薬入りの飲料を飲ませて車を運転させ、事故を起こさせて殺害しようとした。
- 殺人予備・窃盗: 事件の2カ月前に勤務先の病院から塩化カリウム10本を無断で持ち出した。
被告は妻子を殺害した殺人の罪は認めていますが、殺人未遂と殺人予備については否認しています。
検察側は被告が不倫関係を継続するために妻子を「障害」と見なし、計画的に殺害を企てたと主張しています。
妻子を「障害」と認識し計画的に命を狙う
捜査報告書によると、渡辺健被告は以前から妻の春香さんの命を狙っていたことがうかがえます。
事件の約9カ月前の2021年1月末には「妻殺害 水死に偽装する方法」と検索。
同年2月の新築自宅の地鎮祭ごろには「建築中 施主 死亡」などと検索していました。
さらに春香さんの毛髪鑑定では、複数の睡眠薬の成分などが検出されています。
交通事故の前後数カ月の間にも春香さんは突然具合が悪くなったり、記憶があいまいになったりしていたといいます。
被告の検索履歴には複数の薬剤の致死量を調べた形跡もありました。
検察側は、被告が職場の同僚女性との不倫関係を継続するために、邪魔になる妻子を「障害」だと認識し、殺害を計画したのだと指摘しています。
事件発覚後の被告の主張と矛盾点
一方、弁護側は被告に殺意はなかったと主張しています。
- 睡眠薬について: 「被告は妻の体調に異変がなかったため、睡眠薬を飲んでいないのかと思った」
- 塩化カリウムについて: 「夫婦間の生活にストレスを感じ『これがあればいつでも勝てるんだ』と心の安定のために持ってきただけ」
しかし検察側は、被告が事前に妻の殺害方法を入念に検索していたこと、複数回にわたって殺害を試みていたことから、明確な殺意があったと主張しており、被告の言い分には矛盾点が多いと指摘しています。
渡辺健のSNSアカウントを特定するため調査
事件の全容解明のため、渡辺健被告のSNSアカウントの特定を試みました。
特にInstagramでは重要な情報が得られると考えられます。
渡辺健のX(旧Twitter)について
現段階でX(旧Twitter)のアカウントは特定できていません。
被告がアカウントを所有していたかは不明です。
渡辺健のFacebookについて
Facebookについても現在のところアカウントは特定できていません。
今後さらなる調査が必要です。
渡辺健のInstagramについて(顔画像も)
Instagramでは被告のアカウントが特定されました。
アカウント名は「ken050212」で、プロフィールには「新潟 看護師」と記載されています。
- 投稿数: 21件
- フォロワー数: 316人
- フォロー中: 77人
被告のInstagramには犯行前の投稿が残されていました。
2021年2月13日には「28歳になった」「子どもが産まれたりで例年とはまた違ったいい年になりました」などと投稿。
しかしその約2週間後の2月24日、春香さんに睡眠薬を飲ませて気絶させ入院させています。
投稿内容と実際の行動のギャップに、多くの人が衝撃を受けています。
衝撃の証拠が残されたネット検索履歴
捜査で押収された渡辺健被告のスマートフォンからは、事件への計画性を思わせる衝撃的な検索履歴が見つかりました。
「妻殺害」から「施主死亡」まで計画的な犯行を示す痕跡
事件の約9カ月前の2021年1月末、被告は「妻殺害 水死に偽装する方法」というキーワードを検索しています。
同年2月に新築自宅の地鎮祭が行われたころには「建築中 施主 死亡」などと検索。
さらに被告は複数の薬剤の致死量を調べたり、「看護師 実刑 免許」「自殺 保険金」などの不審な言葉も検索していました。
検察側はこうした検索履歴から、被告が以前から妻の殺害を計画的に企てていたと主張。
一方弁護側は殺意を否定しています。
なぜ殺人未遂と殺人予備を否認?弁護側の主張
被告は妻子を殺害した殺人の罪は認めていますが、3月の殺人未遂と塩化カリウムを持ち出した殺人予備の罪は否認しています。
弁護側は、睡眠薬を飲ませたのは借金がバレるのを恐れたためで、バレた後は意味がないと主張。
塩化カリウムについても、ストレスからの「心の安定のため」に持ち出しただけで殺意はなかったと述べています。
しかし検察側は事前の綿密な検索履歴などから、被告に明確な殺意があったと反論しています。
弁護側の主張には無理があるようです。
400万円の借金と不倫が引き金に
渡辺健被告が妻子の命を狙うようになったのには、借金問題と不倫関係が大きく関わっていたようです。
競馬投資詐欺被害で膨らんだ借金
被告は事件の約1年前、複数の消費者金融から借り入れをして競馬投資を始めましたが、それが詐欺だと判明。
約400万円もの借金を背負うことになりました。
妻の口座から無断引き出しが発覚
被告は借金返済のため、妻の春香さんの口座から無断で金を引き出していました。
春香さんとのLINEのやりとりでは、無断引き落としを不審に思う春香さんに対し、被告は知らぬ存ぜぬを通していました。
- 春香さんのメッセージ: 「自分の口座からお金が無くなっているが、何か知らないか?」
- 渡辺健被告の返信: 「ほんとなんなんだろう、訳分からなすぎて怖い、口座変える?」
春香さんが交通事故を起こした3月29日は、銀行の防犯カメラの映像から無断引き出しをしていたのが被告だと判明した日でした。
怒った春香さんが急きょ実家に帰ろうとしたところ、事故に遭ってしまったのです。
検察側は、被告が発覚を恐れて春香さんの殺害を計画したと主張。
弁護側は借金の発覚後は睡眠薬を飲ませる意味がなく、殺意はなかったと反論していますが、説得力に欠けるようです。
殺害までの執念深い手口が明らかに
渡辺健被告は妻の春香さんを殺害するため、執念深く計画を重ねていたことが捜査で明らかになっています。
中でも睡眠薬を使った2度の殺人未遂が注目されています。
睡眠薬を使った2度の殺害未遂
被告は2021年2月24日、春香さんに睡眠薬入りの飲料を飲ませて気絶させ、入院させています。
さらに約1カ月後の3月29日にも同様の手口で春香さんに事故を起こさせようとしました。
春香さんの毛髪鑑定からは複数の睡眠薬の成分が検出されており、事故の前後数カ月間、春香さんは突然具合が悪くなったり記憶があいまいになったりしていたといいます。
被告は事前に「運転中に心肺停止」のページを閲覧するなど、殺人未遂の計画性が疑われています。
新築の家で実行された最後の犯行
新築の家に引っ越してから約3カ月後の2021年11月、被告は遂に妻子の殺害を実行しました。
自宅で春香さんと長女の純ちゃんの首をロープで絞めて殺害したのです。
純ちゃんはまだ1歳になったばかり。
被告にとって純ちゃんの命は、不倫関係を継続する上での「障害」だったのかもしれません。
検察側は「身勝手極まりない動機」だと指摘。
弁護側は情状酌量を求めていますが、あまりに悪質な犯行だと非難の声が上がっています。
事件後も続く不倫相手とのやり取り
信じがたいことに、渡辺健被告は妻子を殺害した直後も、不倫相手の女性とメッセージのやり取りを続けていました。
- 殺害後のメッセージ: 「大好き大好き」など愛情表現のメッセージを送信
不倫相手への愛情表現を続ける一方で、被告は妻子の命を奪ったのです。
検察側は、被告が不倫関係の浮き沈みに応じて加害行為を繰り返していたと指摘しています。
被告の身勝手さが際立つエピソードと言えるでしょう。
遺族と世間の怒りの声
この凄惨な事件に対し、被害者遺族や世間からは厳罰を求める声が上がっています。
母親が証言台で語った娘への”違和感”
殺害された春香さんの母親は、事件前の娘の様子について証言台で語りました。
春香さんは事故の直後、電話で「帰りたい」と泣きながら訴えてきたといいます。
普段は泣きながら話すようなタイプではなかったため、母親は違和感を覚えたそうです。
また事故後の110番通報時、春香さんは質問の意味が理解できず、返答が的外れだったと母親は証言。
普段は面白おかしく話す春香さんの様子とは違っていたといいます。
睡眠薬の影響で春香さんの意識がもうろうとしていた可能性があります。
母親の証言からは、犯行に至るまでの渡辺健被告の執念深さがうかがえます。
「極刑」を望む声が相次ぐ理由
この事件に対し、遺族は「峻烈な処罰感情」を抱いているといいます。
検察側も「身勝手極まりない動機」だと指摘し、厳罰を求刑する方針です。
世間でも、被告に極刑を望む声が多数上がっています。
その理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 計画性の高さ: 9カ月前から殺害方法を検索するなど周到に計画
- 執念深い犯行: sleep薬を使った2度の殺人未遂など執拗に妻の命を狙う
- 身勝手な動機: 不倫を継続するために「障害」となる妻子の命を奪う
- 反省の欠如: 殺害直後にも不倫相手に愛情表現のメッセージ
こうした非道な犯行の数々は、到底許されるものではありません。
12月22日に予定されている判決で、被告にどのような裁きが下されるのか。
注目が集まっています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ:妻子殺害事件の真相と渡辺健被告の異常な行動について
- 新潟市南区で2021年11月に発生した妻子殺害事件の容疑者は元看護師の渡辺健被告(31)
- 犯行の動機は400万円の競馬投資詐欺被害による借金と不倫関係の維持
- 妻の春香さん(29)の口座から無断で借金返済のための引き出しを繰り返す
- 事件の9カ月前から「妻殺害 水死に偽装する方法」などの検索履歴が見つかる
- 2021年2月と3月に睡眠薬を使用した2度の殺人未遂を実行
- 勤務先の病院から塩化カリウム10本を無断持ち出し、殺人予備の疑い
- 妻の毛髪鑑定から複数の睡眠薬成分が検出される
- Instagramアカウント「ken050212」の特定により犯行前の投稿内容が判明
- 妻子殺害後も不倫相手に「大好き大好き」などのメッセージを送信
- 殺人、殺人未遂、殺人予備、窃盗の4つの罪で起訴
- 検察側は妻子を「障害」と見なし計画的に殺害を企てたと主張
- 遺族と世間からは「極刑」を望む声が相次ぐ
コメント