2023年5月、上田市の女性は彼女の小学3年の四男が車事故に遭った件について、新聞「声のチカラ」に助けを求めるメッセージを送りました。
事故は4月30日の昼下がりに発生。四男がボールを追いかけた際、車にはねられ、眼底骨折の怪我を負いました。
上田警察署は初め、この事故を物損として取り扱おうとしましたが、後にその判断を人身事故として変更。
なぜ上田警察署は人身事故を物損事故に変更しようとしたのか、また、上田警察署の係長の名前や加害者、この警察署の関連する交通違反の過去も含めて、詳しく調査します。
上田署の初期対応:物損事故から人身事故へ判断変更
上田市の女性(45)が本紙「声のチカラ」に助けを求めるメッセージを送ったのは5月。
その背景には、彼女の小学3年の四男(8)が車事故に遭ったことが関係していました。
事故発生日は4月30日の昼下がり。四男と三男(11)は家の庭でボール遊びを楽しんでいた時、ボールが庭のフェンスを超え、市道に転がってしまいました。
四男がそれを回収しようとした瞬間、乗用車にはねられてしまいました。
事故の直後、母親は四男の悲鳴を耳にし、外に飛び出しました。
道路上に四男がうつぶせに倒れていて、その数メートル先にはフロントが凹んでいる車が停車していました。
母親はパニックになりつつも、119番に通報。
救急車が到着し、四男は市内の医療機関へと搬送されました。
幸いにも彼の命に関わるような重大な傷害は確認されませんでしたが、事故によって眼底骨折などの怪我を負っていました。
この事故に関して、当初上田署は物損事故として扱う方針を示していました。
しかしながら、事実関係が明らかになると、上田署はその判断を見直し、人身事故として処理することとなりました。
女性は、子供の怪我を考慮に入れてのこの決定に納得している様子でした。
その日の午後6時半、事の母親が帰宅すると、先に帰宅していた夫から、上田署の係長が事故を物損事故として扱う意向を示していたとの情報を受け取りました。
事故の影響に関して、将来的な影響も考慮すると、物損事故として扱われると十分な補償が得られなくなる恐れがあるとの危機感から、母親は署への抗議を行いました。
この件に関して、取材を受けた伴野達也副署長は、6月22日にその事実を認め、事故の被害者に対する不適切な対応を謝罪しました。
副署長は、該当の係長からの具体的な理由についてのコメントは控えましたが、該当の係長が他の事故に関しても同様の対応を取っていたかの質問に対し、再び具体的なコメントは差し控えたとのことです。
事の母親によれば、事故の現場での捜査に立ち会った夫は、該当の係長が現場検証の必要性に疑問を呈していたとのメモを残していました。
これに関して、事故現場を後から訪れた係長が、男の子の重傷の事実を知らなかった可能性も指摘されています。
しかしながら、事の母親は、事故の夜、上田署への呼び出しを受けた際に、男の子の眼底骨折の事実を明確に伝えていたと述べています。
最終的に伴野副署長は、7月20日の取材にて、該当の係長が事故の詳細を知った上で、物損事故として扱う提案を行っていたことを確認しました。
理由として、事故の加害者と被害者が近所同士であったことが挙げられましたが、それに関しても物損事故として扱うことは許されないとの見解を示しました。
この一連の対応に対して、上田署は公式に謝罪し、物損事故として扱うことはないとの確約を出しました。
事の母親は、「人身事故として適切に扱ってもらえることに安堵しているが、警察に対する不信感は拭えない」との感想を述べました。
上田警察署はなぜ人身事故を物損事故にしてもみ消そうとした?
上田警察署の取り扱いについて、なぜ人身事故を物損事故として処理しようとしたのかを検証します。
まず、上田市の女性が提供した情報から、彼女の四男が近所で車にはねられ、眼底骨折という深刻なけがをした事実が明らかになっています。
しかし、上田署の係長が、物損事故としての処理を提案した背景には、さまざまな可能性が考えられます。
一つの可能性として、加害者が上田市内での権力者や警察OBなど、何らかの特別な地位を持つ人物である可能性が考えられます。
地方都市では、地域社会の中で影響力を持つ人々とのつながりや、その人々の行動に対する配慮が、公の機関にも影響を及ぼすことがあるかもしれません。
特に、地域に密着した組織である警察署においては、地域のリーダーや影響力のある人々との関係性が深く、それが事故の取り扱いに影響を与えることも考えられます。
また、係長の発言から、「こんな現場検証に時間をかける必要はない」という趣旨の意見が出たことを考慮すると、業務の負担を軽減するための判断であった可能性も考えられます。
人身事故の取り扱いは物損事故よりも複雑であり、時間や手間がかかることが一般的です。
そのため、業務を効率的に進めるための取り組みとして、物損事故として処理しようとしたのかもしれません。
しかし、女性が述べたように、人身事故の取り扱いを軽視することは、被害者の立場から見ると大変な不信感を生む行為です。
特に、将来どのような影響が出るかわからないけがをした場合、物損扱いにされることで十分な補償を受けることができないリスクも考えられます。
総じて、上田警察署が人身事故を物損事故として処理しようとした背景や理由には、上記のようなさまざまな要因が考えられます。
今後の取り組みとして、被害者の立場を十分に尊重し、公平な判断を下すことが求められるでしょう
加害者や係長は誰で名前は?なぜ公開されない?
加害者や係長の具体的な名前に関する情報は、記事の中には明記されていないことが確認できます。
なぜ名前が公開されないのでしょうか?
最初に考えられるのは、警察の方針として、特定の個人を公にすることを避ける意図がある可能性です。
特に未成年や被害者、加害者のプライバシーの保護が考慮されているのではないでしょうか。
また、記事の中で伴野達也副署長の名前が明記されていますが、具体的な係長の名前は挙がっていません。
これは、係長の立場や影響を考慮し、名前を明かさないような編集方針があるのかもしれません。
加害者の名前に関しても、同様の考えが成り立つでしょう。
近所の関係であることが述べられていますが、これにより状況がより複雑になる恐れもあるため、名前を伏せることで、両者の関係に余計な摩擦を生まないよう配慮している可能性が高いです。
結論として、加害者や係長の名前が記事中で明示されていない背景には、複数の理由や配慮が考えられることが示唆されます。
上田警察署は過去にも交通事故でもみ消し
長野県警の上田警察署交通課警察官が違反取締り中に、同県警の警察官がスピード違反を犯した際、違反切符を発行せず、これをもみ消した疑いが浮上しました。
この疑惑は、他の警察官が違反を行ったにも関わらず、違反切符を作成しなかった事案を内部告発者から知らされる形で明らかになりました。
長野県警はこの件について捜査を進めており、調査の結果、このようなもみ消し行為が去年の夏頃から何度か行われていたことが確認されました。
この事案は、犯人隠避罪の疑いで引き続き捜査が行われています。
上田警察署交通課が関与するこの事件について、内部の人間が告発を行うことで、県警本部も捜査を開始しました。
ただし、警察組織が自らの組織を捜査する難しさが指摘されています。特に、違反を犯した警察官やその関連者が組織内で捜査を進めることの問題点が浮上しています。
組織として、このような問題が発覚すると、組織の管理責任が問われることが考えられます。
このような背景から、恣意的な判断が介入する可能性があるとの指摘もあるようです。
過去に遡って調査すると、多くの警察官が犯人隠避に関わっていた可能性が考えられ、この事実は長野県警本部にとって避けられない課題となっています。
このような事案に対する内部捜査は、事件の詳細や背景を明らかにする上で非常に重要ですが、同時に組織内の情報の公開や透明性を確保することも求められます。
世間の反応
このニュースには疑問が残ります。近くの方が事故に関与しているとしても、眼底骨折は非常に深刻な怪我で、時々後遺症が残ることがあります。例を挙げると、家族を車に乗せて事故を起こすと、警察に正確な情報を伝えないと、運転手が法的に問題を抱えることがあるのです。ただ、この事件はそういったケースとは異なります。警察が適切に行動していないように感じます。事故に関しては、怪我があれば、問題がないように正確に報告するのが最良だと思います。
警察の行動は許されないと感じます。現場から救急車で運ばれているので、人が怪我をしたと知らないわけがないはずです。物の損害と人の怪我は、手続きが異なります。警察が楽をしようとしたのか、被害者に何かを隠しているのかは分かりません。しかし、こういう問題は以前にもあったようです。事故が物の損害として扱われた場合、後で手続きを変更する必要が出てきます。このケースの関わった方は、正しく行動してくれたことに感謝します。
私も事故に遭ったことがあります。私が被害者で、初めての経験で夜で寒く、早く終わってほしいと思いました。怪我していたのに、警察官が正しい手続きのアドバイスをしてくれました。その警察官には感謝しています。だけど、重い怪我をして救急車で運ばれても、物の損害として扱おうとするのは、職務を怠っているように思います。
交通事故の捜査に携わっていた経験があります。人が怪我をした事故か、物だけが壊れた事故かの判断は、医師の診断書がとても大切です。現場での警察官は、現場の様子や調べた結果から、怪我の原因を判断します。わざとのこと、うっかりのこと、病気など、色々なことを調べるのです。この情報が役に立てば嬉しいです。
残念なことに、警察で問題のある行動がときどき聞かれますね。私自身も過去に警察に不愉快な思いをさせられた経験があり、警察に対する信頼感が少なくなってしまいました。もちろん、真面目に仕事をしている警察官もいることでしょう。でも、私は警察と話すときは、動画や音声を録画することにしています。もし変な対応をされたら、それを持って新聞やテレビなどに話すつもりです。今回の事件に関しては、お母さんが本当に頑張ったと思います。
私も似たような体験をしたことがあります。2車線の道で、中型バイクを普通に運転していたら、渋滞していた反対側の車が逆に走ってきて、私のバイクとぶつかりました。バイクは壊れてしまい、私も血が出るような怪我をしました。でも、警察から「人が怪我をした事故にすると、問題になるかもしれない。だから、バイクの運転手も悪いことをしたことになるかも」と言われました。そのときは、警察の言うことが正しいと思って、物だけが壊れた事故として扱ってもらいました。でも、今思えば、逆走してきた車にぶつかっただけで、私が悪いわけがないことに気づきました。当時はまだ学生だったので、警察の言うことを信じてしまっていました。
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