2023年2月、大分県で発生した痛ましい交通死亡事故。19歳の玉田康陽被告が運転するBMWが時速194キロで暴走し、対向車の運転者が命を落としました。
事故を起こした車両は高級外車メーカーBMWの2ドアスポーツタイプ。
大型インタークーラーを備えたターボ車で、2シリーズクーペなどの高性能グレードだと推測されています。
本記事では、事故の詳細な状況や被告の素顔、そして遺族の訴えにより過失運転致死罪から危険運転致死罪へと訴因が変更された経緯について、具体的に解説していきます。
- 事故車両はBMW 2シリーズクーペなどの高性能グレードで、大型インタークーラー搭載のターボ車と推定
- 19歳の玉田康陽被告が制限速度60キロの一般道で時速194キロの暴走運転を行い、死亡事故を引き起こす
- 遺族の署名活動(約2万人分)により、過失運転致死罪から危険運転致死罪へ訴因変更
- 危険運転致死罪の「制御困難」要件の新たな法的解釈につながる可能性がある重要な事例に
問題のBMWはどんな車?グレードを徹底検証
玉田被告が運転していた車両は、高級外車メーカーであるBMWの乗用車でした。
その詳しいグレードは公表されていませんが、報道によれば2ドアのスポーツタイプで、大型のインタークーラーを備えたターボ車の可能性が高いとされています。
2ドアスポーツタイプの特徴
BMWの2ドアスポーツタイプは、同社の中でも特にスポーティな走行性能を売りにしたモデルです。
優れたエンジン性能と、ドライバー重視の操縦性を両立させることで、ワインディングロードでの俊敏な走りを楽しめるのが特徴です。
ただし、こうしたスポーツカーの魅力を引き出すには、ドライバーの高い運転技術と安全に対する意識が不可欠です。
法定速度を大幅に超えるスピードで公道を走行することは、車の性能をいくら高めても許されるものではありません。
今回の事故は、スポーツカーの特性を悪用した典型的な例だと言えるでしょう。
大型インタークーラーとターボの性能
事故車両には大型のインタークーラーが装備されていたとの指摘があります。
インタークーラーはターボチャージャーと組み合わせて用いられる部品で、吸入空気を冷却することでエンジンの出力を高める役割を担います。
大型のインタークーラーを備えるということは、玉田被告の車がかなりのハイパワーモデルだった可能性が高いです。
現在のBMWのターボ車は、排気量3,000ccクラスでも400馬力以上の高出力を発生するものが少なくありません。
スポーツカーゆえの圧倒的な加速力が、今回のような無謀な速度を生み出す原因になったのかもしれません。
推定されるBMWのグレードと最高速度
事故車両の正確なグレードは明らかになっていませんが、BMWの現行モデルで2ドアのスポーツグレードといえば、「2シリーズクーペ」「4シリーズクーペ」などが該当します。
中でも高性能版のMモデルは、カタログ値で最高速度250キロ以上を誇り、チューニングによってはそれ以上のスピードも可能だとか。
- 推定車種: BMW 2シリーズクーペ、4シリーズクーペなどの高性能版
- 推定最高出力: 400馬力以上
- カタログスペック最高速度: 250キロ以上
玉田被告の車がどのグレードであれ、高性能スポーツカーを制限速度の3倍以上で運転したことに変わりはありません。
194キロでの暴走は、車の性能をいくら高めても正当化できるものではないのです。
まとめ:BMWで引き起こされた悲惨な暴走死亡事故の真相について
- 事故車両はBMW 2シリーズクーペなどの高性能グレードと推定
- 大型インタークーラー搭載のターボ車で400馬力以上の出力を誇る
- 19歳の玉田康陽被告が時速194キロで暴走運転
- 制限速度60キロの一般道で対向車と正面衝突
- 対向車の運転者・小柳憲さん(50歳)が死亡
- 遺族らの署名活動で約2万人分の賛同を獲得
- 過失運転致死罪から危険運転致死罪へ訴因変更
- 裁判員裁判による審理が決定
- 危険運転致死罪の法定刑は1年以上20年以下の懲役
- 「制御困難」要件の新たな法的解釈につながる可能性
- 「高速暴走・危険運転被害者の会」が設立
- 同様の事故防止に向けた法改正の議論が活発化
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