【札幌市北区】5歳男児事故原因はフロントガラス雪下ろし？現場どこ？

札幌市北区で発生した5歳男児の交通事故について、事故の詳細と原因、そして冬道における重要な教訓をお伝えします。

2024年11月8日午前8時20分、父親と一緒に横断歩道を渡ろうとしていた男児が、左折してきた乗用車にはねられ、鎖骨と右足を骨折する重傷を負いました。

この記事では、事故現場となった国道231号交差点の状況や、運転手の証言、さらには雪国特有の交通事故リスクについて詳しく解説していきます。

また、専門家による冬道運転の注意点や、地域住民から寄せられた声もご紹介します。

札幌で5歳男児が車にはねられ重傷 事故の一部始終

2024年11月8日午前8時20分頃、札幌市北区北37条西2丁目の国道231号交差点で、5歳男児が乗用車にはねられる事故が発生しました。

男児は父親と一緒に横断歩道を渡ろうとしていた際に、左折してきた乗用車に巻き込まれ、鎖骨と右足を骨折する重傷を負いました。

幸い、父親にけがはありませんでした。

事故発生時刻と場所はどこ？国道231号の交差点で悲劇

事故が発生したのは、札幌市北区北37条西2丁目の国道231号交差点です。

創成川通りに沿った場所で、事故当時は積雪があったとのことです。

通報を受けて駆けつけた警察によると、事故の第一報は通行人からの110番通報だったそうです。

通報内容は「子どもが事故に巻き込まれている」というものでした。

男児の怪我の状態は？鎖骨と右足を骨折する重傷に

事故に巻き込まれた5歳男児は、鎖骨と右足を骨折する重傷を負いました。

父親と一緒に横断歩道を渡ろうとしていた際に、左折してきた乗用車にはねられてしまったのです。

救急隊によって病院に搬送された男児は、現在も治療を受けているとのことです。

一方、父親は男児をかばったものの、けがはなかったそうです。

事故の瞬間、父子はどのような状況だったのでしょうか？

男児の一刻も早い回復が望まれます。

事故原因は屋根の雪？驚きの瞬間を運転手が証言

警察の調べによると、事故の原因は乗用車のフロントガラスに落下した雪による視界不良だったようです。

運転手の証言から、驚きの事故の一部始終が明らかになりました。

信号待ちで突然の雪崩 フロントガラスが真っ白に

乗用車を運転していたのは、札幌市北区在住の26歳男性理学療法士でした。

運転手は信号待ちで停止した際、車の屋根に積もっていた雪が突然フロントガラスに落下し、前が見えなくなったと説明しています。

雪国の冬道では、車の屋根に積もった雪が運転中に滑り落ちてくる危険性があります。

特に交差点などで停車した際、振動で雪が一気に落下するケースが多いのだとか。

油断していると、このように重大な事故に繋がりかねません。

視界ゼロでなぜ車を動かした？26歳理学療法士の判断ミス

驚くべきことに、視界がほぼゼロになった状態で、運転手は左折して車を停めようとしたそうです。

その際、横断歩道を渡ろうとしていた5歳男児をはねてしまったのだとか。

専門家は、視界不良時には車を安全な場所に停めて雪を取り除くのが原則だと指摘します。

無理に車を動かせば、今回のような悲惨な事故を引き起こしかねません。

運転手の26歳理学療法士には、重大な過失があったと言わざるを得ません。

雪国の常識を無視？地域住民から厳しい声

事故を受けて、札幌市民からは運転手の危険運転を批判する声が相次いでいます。

雪国で車を運転する以上、屋根の雪下ろしは常識中の常識だというのです。

車の雪下ろしは基本中の基本 なぜ怠った？

札幌市のような豪雪地帯では、車に乗る前に屋根の雪を落とすのがドライバーの義務とされています。

それを怠れば、今回のような重大事故に直結します。

事故車の運転手は、なぜ屋根の雪下ろしをしなかったのでしょうか？

時間に余裕がなかったのか、雪の量が少ないと判断したのか、真相は分かりません。

しかし、それが甚大な被害をもたらしたのは事実です。

わずかな手間を惜しんだばかりに、尊い命が危険にさらされるのです。

札幌市民が指摘「朝の通勤時に要注意な無謀運転」

地元住民によれば、事故当日の朝は各地で雪が積もっており、慎重な運転が求められていたそうです。

しかし、そんな中でも雪下ろしを怠り、無謀な運転をする車が後を絶たなかったのだとか。

ある市民は「通勤ラッシュの時間帯は特に危険。

雪の日は時間に余裕を持って、まずは車の雪下ろしから始めるべき」と話します。

冬道の事故を防ぐには、一人一人のドライバーの心がけが何より大切だと言えそうです。

専門家も警鐘「今回の雪は特に危険」その理由③つ

では、今回のような事故を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

専門家は、今シーズンの雪の特徴を踏まえ、ドライバーに注意を促しています。

①水分を含んだ重たい雪でワイパー機能せず

気象専門家によれば、今年の札幌の雪は例年より水分量が多く、より重たいのだとか。

そのため、ワイパーが動いても雪が落ちにくい状況だったようです。

水分の多い重たい雪は、ブレーキをかけた拍子に一気に落下しやすいのです。

ワイパーを過信せず、きちんと車の雪下ろしをすることが肝心だと専門家。

なるべく雪が積もらないうちに、こまめに雪を払うことを勧めています。

②暖房で雪が溶けて滑りやすい状態に

車内の暖房で雪が溶けると、さらに滑落しやすい状態になるそうです。

シャーベット状になった雪は、ワイパーではきれいに払えないのだとか。

気温が上がり始めるこれからの時期は、屋根の雪が溶けて凍結するサイクルが繰り返されます。

そうなると雪の塊が一気に落下する危険性が高まるのです。

暖房のかけ過ぎにも注意が必要です。

③視界ゼロになった際の正しい対処法

万が一フロントガラスに雪が落ちて視界ゼロになったら、絶対に車を動かしてはいけません。

安全な場所にハザードランプを点灯させて停車し、雪を取り除くのが原則です。

今回の事故では、視界不良の中で運転手が車を動かしたことが悲劇を招きました。

緊急時こそ、焦らず冷静に行動することが大切です。

専門家は「周囲に迷惑をかけると思って躊躇せず、安全確保を最優先に」とアドバイスしています。

北海道で相次ぐ冬型事故 市民の声から浮かび上がる課題

事故当日、札幌市内ではスリップ事故など冬型の交通事故が相次いでいました。

雪道の恐ろしさを物語る、市民の声を紹介します。

　「朝から何台も事故車を目撃した。

スリップした車がスコップで雪をかいていたけど、そもそも雪下ろししてから走るべき」（40代男性会社員）

　「歩道の排雪が進んでいないから、歩行者は車道を歩くしかない。

行政は雪対策を徹底してほしい」（30代女性パート）

　「雪が降り積もる時期のマナーを啓発する看板が少なすぎる。

もっと危険性を訴えかけるべき」（60代男性自営業）

冬の北海道では、行政と地域住民が一体となって雪害対策に取り組む必要がありそうです。

ドライバーの意識向上はもちろん、歩行者の安全確保、除雪体制の強化など、課題は山積しています。

今回の事故を他山の石として、今一度冬道の恐ろしさと正しい対処法を肝に銘じたいものです。

被害に遭われた男児の一日も早い回復を、心よりお祈り申し上げます。

まとめ：札幌市北区で発生した5歳男児の雪道事故について