今回は、高市早苗経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣について取り上げます。
2023年3月15日に、国会で、大臣レクや行政文書偽造について「私が信用できない、答弁が信用出来ないんだったら、もう質問をなさらないで下さい」と答弁したことが波紋を呼んでいます。
この発言について、2023年3月18日にTwitterで釈明ツイートをしました。
果たして、高市大臣のツイートの内容はどのようなものなのでしょうか?
高市早苗大臣の釈明ツイート
高市大臣は、立憲民主党の杉尾秀哉委員が何度も同じ質問をしておきながら、「全く根拠がない中でずるずるずるずる答弁が変わってるんです。全く信用が出来ません。」と言い始めました。
それに対して、高市大臣が「放送法の解釈を変更するという説明を行ったとは、認識を示すものいなかったと書かれております。私が信用出来ない。答弁が信用出来ないんだったら、信用なさらないで下さい。」と呆れたように返しました。
これがマスコミに切り取られて、拡散されてしまったようです。
大臣レクとは何の略で意味は?
「大臣レク」とは、政治家や官僚が大臣に対して行う説明や報告のことを指します。
この「レク」は「レクチャー」の略語で、英語で「講義」や「説明」という意味があります。
つまり、「大臣レクチャー」の略です。
具体的には、例えば総務大臣に対して放送法に関する法解釈について説明する場合や、国土交通大臣に対して災害対策について報告する場合などが挙げられます。
大臣レクは、国政の運営において重要な役割を担っていると言えます。
ただし、大臣レクにおいて公文書のねつ造があった場合は、国家公務員法違反や刑法犯罪になるため、官僚側は否定することが多いようです。
高市大臣が大臣レク受けることの何が問題?公文書偽造問題
「高市早苗大臣の大臣レク問題」とは、2015年2月13日に当時の総務大臣であった高市早苗が、総務省の官僚から「放送法の解釈に関する行政文書」の説明を受けたことを指します。
高市大臣が当時、第一次安倍政権(2014~2015)の礒崎陽輔首相補佐官からレクを受けた上で、
「そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?」
「官邸には『総務大臣は準備をしておきます』と伝えてください」
「総理も思いがあるでしょうから、ゴーサインが出るのではないかと思う」
と、発言した記録が総務省の行政文書の78枚の内4枚に残されています。
当然、総務省は行政文書は事実であると見解を述べています。
大臣がレクを受けることは何の問題もないのですが、当初から高市氏は文書の内容を否定おり、「捏造」とまで非難しています。
また、公文書が事実なら衆院議員を辞職するとまで発言しています。
つまり、大臣レクが事実であったとしても、何ら問題なかったのです。
高市大臣が認めなかったことで火種を大きくしてしまったということです。
高市大臣の2015年5月の答弁が礒崎陽輔首相補佐官の発言と一致
2015年5月の国会で、高市大臣は「放送法の政治的公平」について下記のような答弁を行いました。
この答弁内容が、礒崎陽輔首相補佐官の思想と一致し、大臣レクを受けたという疑いが増しました。
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