広島市中区の歓楽街・薬研堀で、マッサージ店を狙った強盗事件が発生しました。
2024年10月24日午後9時前、犯人は店内で20代の女性店員に暴行を加え、現金を強奪しました。
事件の詳細や警察の捜査状況に加えて、黒いシャツに白の長ズボンという特徴的な服装の犯人の身体的特徴や、巧妙な手口についても詳しくご説明します。
また、薬研堀周辺では事件の数日前から不審者情報が相次いでおり、10月に入ってから複数の強盗予告事案が発生していたことも判明しています。
この記事では、事件の全容から地域の治安状況まで、詳しい情報をお伝えしていきます。
- 事件発生日時と場所:2024年10月24日午後9時前、広島市中区薬研堀のマッサージ店で発生
- 犯人の特徴:20代から40代の小太りの男性、身長約170cm、黒シャツと白の長ズボン着用
- 犯行手口:マッサージを装い、バスタオルで顔を覆って暴行。現金数千円を強奪し北方向に逃走
- 地域の治安状況:事件前から不審者情報が相次ぎ、10月に入り複数の強盗予告事案が発生
広島市中区薬研堀のマッサージ店で強盗事件発生
10月24日午後9時前、広島市中区薬研堀にあるマッサージ店で強盗事件が発生しました。
20代の女性店員が客の男から暴行を受け、現金数千円を奪われる被害に遭いました。
事件現場の状況と発生時刻
事件が発生したのは、広島市中区薬研堀の歓楽街に位置するマッサージ店です。
午後9時前という深夜の時間帯に事件が起きたため、店内には女性店員と犯人の男のみがいたと考えられています。
目撃者の証言によると、事件発生後、現場には盾を持った警察官が2~3人駆けつけていたとのことです。
警察は直ちに現場検証を行い、証拠品を押収しました。
- 事件発生日時: 2024年10月24日午後9時前
- 事件現場: 広島市中区薬研堀のマッサージ店
- 被害状況: 女性店員が暴行を受け、現金数千円が奪われた
被害女性店員の証言と被害状況
事件の被害に遭ったのは20代の女性店員でした。
女性は当時、客の男にマッサージをしていたところ、突然バスタオルを顔に被せられ、数発殴られたと証言しています。
男は女性から現金数千円を奪い取り、そのまま店外に逃走したとのことです。
被害金額は数千円と報告されており、事件の重大性と比して極めて少額であることが指摘されています。
被害女性は顔面に複数の打撲を負い、軽傷を負いました。
防犯カメラには、女性が男に殴られる様子が鮮明に映し出されていたと報じられています。
- 被害者: 20代女性店員
- 被害状況: バスタオルを被せられ顔面を殴打、現金数千円を強奪された
- 負傷状況: 顔面打撲による軽傷
- 防犯カメラ: 女性が殴られる様子が鮮明に映っていた
犯人の特徴と手口の詳細
女性店員から聴取した内容と防犯カメラの映像から、犯人の特徴がある程度明らかになっています。
警察は犯人の行方を追うとともに、犯行の手口や動機についても詳しく調べを進めているところです。
犯人の身体的特徴と着衣
女性店員の証言と防犯カメラの映像から、犯人は20代から40代の男性で、身長は約170センチの小太りの体型だったことが分かっています。
犯人は黒いシャツを着ており、背中にはアルファベットが大きくプリントされていたとのことです。
下半身は白の長ズボンを履いていました。
- 年齢: 20代から40代の男性
- 身長: 約170センチ
- 体型: 小太り
- 服装: 背中にアルファベットが大きくプリントされた黒いシャツ、白の長ズボン
巧妙な犯行手口とその流れ
犯人は女性店員にマッサージを受けていましたが、施術中に不意を突いて犯行に及びました。
突然バスタオルを女性の顔に被せ、数発殴りつけて気絶させたのです。
女性が抵抗できない状態になったところで、犯人は店内にあった現金数千円を強奪。
そのまま北方向に逃走したとみられています。
警察は、犯人があらかじめ下見をしていた可能性もあるとみて、事件前後の不審者情報があれば提供するよう呼びかけています。
- 犯行の流れ: マッサージを受けている最中に不意打ち
- 暴行方法: バスタオルを被せて数発殴打
- 強奪物: 店内の現金数千円
- 逃走方向: 現場から北方向に逃走
警察の捜査状況と防犯対策
広島中央署は事件発生から24時間以内に捜査本部を設置し、犯人の行方を追っています。
また、防犯カメラの映像解析を進めるとともに、周辺への聞き込み捜査も実施中です。
防犯カメラ映像から判明した逃走経路
事件後、警察は現場周辺の防犯カメラを調べ、犯人の逃走経路の特定を進めました。
その結果、犯人は店を出た後、北方向に逃走したことが分かりました。
逃走時、犯人は走って逃げたのではなく、ゆっくりと歩いて立ち去っている様子が映像に映っていたといいます。
このことから、犯人はパニック状態ではなく、冷静に犯行後の行動を取っていた可能性が指摘されています。
警察は、この逃走経路上にある店舗などに防犯カメラの映像提供を呼びかけ、犯人の特定につなげたい考えです。
- 防犯カメラ解析: 犯人は事件後、北方向に逃走したことが判明
- 犯人の様子: 逃走時、ゆっくりと歩いて立ち去る冷静な様子
- 捜査方針: 逃走経路上の店舗などに防犯カメラ映像の提供を呼びかけ
広島中央署の捜査体制と進展
事件発生から24時間以内に、広島中央署は捜査本部を設置しました。
現在、強盗致傷事件として犯人の行方を追うとともに、犯行の動機や背景についても調べを進めています。
署内では、刑事課を中心に十数人の捜査員を投入。
現場検証を行うとともに、被害女性や目撃者からの聴取を行っています。
また、今回の事件を受けて、広島中央署管内のマッサージ店などを対象に、防犯指導を強化する方針も明らかにしました。
深夜営業の店舗に対し、防犯カメラや非常ベルの設置を促すとともに、不審者への対応訓練なども実施するとのことです。
- 捜査体制: 広島中央署に捜査本部を設置、刑事課を中心に捜査員十数人を投入
- 捜査方針: 強盗致傷事件として犯人の行方を追うとともに、犯行の動機や背景も調査
- 防犯対策: 管内のマッサージ店などを対象に防犯指導を強化、防犯設備の設置や訓練を促す
地域の治安状況と関連事案
事件現場となった薬研堀は、広島市内でも有数の歓楽街として知られる地域です。
日中は観光客で賑わう一方、深夜になると客引きなどのトラブルが多発するなど、治安の悪化が指摘されてきました。
薬研堀エリアの環境と特徴
薬研堀は、広島市の中心部に位置する繁華街の一つです。
飲食店やマッサージ店などが軒を連ねる一方、周辺にはラブホテルなども点在し、歓楽街特有の空気が漂っています。
日中は家族連れなどの観光客で賑わいますが、夜になると客引きやキャッチが横行。
トラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
地元警察も、これまでパトロールの強化や客引き行為の取り締まりを進めてきましたが、抜本的な治安の改善には至っていないのが実情です。
今回の事件の発生が、薬研堀の治安の悪さを改めて浮き彫りにしたといえるでしょう。
- 薬研堀の特徴: 広島市の繁華街の一つで、飲食店やマッサージ店、ラブホテルなどが軒を連ねる
- 治安の課題: 夜間は客引きやキャッチが横行し、トラブルが多発
- 警察の取り組み: パトロールの強化や客引き行為の取り締まりを進めているが、抜本的な改善には至っていない
不審者情報と類似事案の発生状況
強盗事件の発生を受けて、近隣住民からは不安の声が上がっています。
実は事件の数日前から、薬研堀周辺では不審者の目撃情報が相次いでいたというのです。
ある住民の女性は、「トイレを貸してほしい」と男から声をかけられたと証言。
男は30代くらいで、黒っぽい服を着ていたといいます。
女性は断ったものの、後日事件を知り、「もしかしたら犯人だったのでは」と振り返ります。
また、薬研堀から少し離れた場所でも、10月に入って複数の強盗予告事案が発生していたことが分かりました。
いずれも夜間の出来事で、不審者が女性に声をかけたり、店の下見をしたりしたという情報が寄せられています。
- 事件前の不審者情報: 事件の数日前から、薬研堀周辺で不審者の目撃情報が相次いでいた
- 不審者の特徴: 30代くらいの男性で、黒っぽい服を着用。女性に「トイレを貸してほしい」と声をかける
- 類似事案の発生: 薬研堀周辺で10月に入り、複数の強盗予告事案が発生。不審者が店の下見をするなどの情報も
警察はこうした一連の不審者情報が、今回の強盗事件につながった可能性もあるとみて、関連を慎重に調べています。
今後、防犯カメラの映像解析などを進め、犯人の特定を急ぐ方針です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ:広島市中区薬研堀のマッサージ店強盗事件について
- 2024年10月24日午後9時前に薬研堀のマッサージ店で発生した強盗事件
- 20代女性店員が客の男から暴行を受け現金数千円を強奪される
- 犯人は身長約170cmの20〜40代の小太り男性
- 黒いシャツと白の長ズボンを着用し背中にアルファベットのプリント有り
- バスタオルで顔を覆い数発殴打する手口で暴行
- 現場から北方向へゆっくりと歩いて逃走
- 広島中央署が24時間以内に捜査本部を設置
- 刑事課を中心に十数人の捜査員を投入して捜査中
- 事件前から薬研堀周辺で不審者の目撃情報が相次ぐ
- 10月に入り複数の強盗予告事案が発生
- 警察は防犯カメラの映像解析と周辺への聞き込み捜査を実施
- 管内マッサージ店への防犯指導強化と設備設置を促進
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