今回はドライフルーツであるプルーンの食後血糖値を測定します。

ドライフルーツのプルーンとはなんなのか?説明や解説
プルーンは、プラムの一種で、果肉を乾燥させたドライフルーツの一つです。
砂糖などの甘味料を加えずに、プラムの果肉を種ごと乾燥させて作られます。
種を取り除く前に乾燥させると、種の中に含まれる成分が果肉に吸収されるため、
味や栄養素が増します。
独特の甘みと酸味を持ち、ジューシーな食感が特徴的です。
炭水化物、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれ、
消化器官の働きを促進する効果があります。
また、便秘や下痢などの腸のトラブルにも効果があります。
プルーンは、そのまま食べるほか、グラノーラやヨーグルトに加えたり、
お菓子やパンなどの材料としても使われます。
また、料理に使われることもあり、鶏肉や豚肉などと一緒に煮込んで食べることもできます。
ただし、プルーンはドライフルーツの中でも糖分が比較的高いため、
過剰に摂取すると血糖値の上昇に繋がる場合があります。
適量を守って摂取するようにしましょう。
また、ドライフルーツは水分が抜けているため、そのままでは消化に時間がかかる場合があります。
水分をしっかりと摂りながら、摂取するようにしましょう。
ドライフルーツのプルーンの重量や糖質、栄養価
中の種を取って乾燥させたプルーンだけで、砂糖のような甘味料は一切含んでいません。
今回はこのプルーンを153.8g食べました。
栄養成分表によると、糖質84.8g、食物繊維11g(そのうち水溶性は5.2g)、タンパク質3.8g、脂質0.3gでした。

糖質は多いですが、食物繊維も多いです。
空腹時血糖値
さて、血糖値を見ていきましょう。

まずは空腹時血糖値ですが、正常値の110未満よりも低く、86でした。
プルーン食後30分の血糖値

次に、食後30分の血糖値は114でした。
なぜドライフルーツで糖質過多のプルーンは血糖値をあげなかったのか?

糖質が84.8gも入っているため、甘いはずなのに、血糖値があまり上がりませんでした。
これは、水溶性食物繊維が多く含まれていたからと考えられます。
実際、このプルーンには5.2gの水溶性食物繊維が含まれており、リンゴやキウイよりも多いです。

生のプルーンの100gあたりの食物繊維の含有量は1.9gで、そのうち水溶性は0.9gです。
一方、キウイ100gあたりの食物繊維の含有量は2.5gで、そのうち水溶性は0.7gです。
したがって、食物繊維の総量はキウイの方が多いですが、
水溶性の量だけを考えるとプルーンの方が多いです。

また、りんご100gあたりの食物繊維の含有量は1.9gで、そのうち水溶性は0.5gです。
生のプルーンと食物繊維の含有量は同じですが、内訳が異なります。
生のプルーンの方が水溶性食物繊維が多いです。
ただし、生のプルーンはなかなか売っていないので、毎回食べるのは難しいです。
プルーン食後1時間の血糖値

次に、食後1時間の血糖値は119です。
プルーン食後1時間30分

食後1時間30分の血糖値は92でした。
まとめ

糖質量がたくさん入ったプルーンを食べたにも関わらず、血糖値はあまり上がりませんでした。
上でも述べたように、水溶性食物繊維が多く含まれているからだと思われます。
コメント