今回は豚肉と牛肉と鶏肉を食べて、どれぐらい血糖値が変動するかを実験しました。
血糖値測定に使う豚肉の重量や栄養素(糖質)


豚肉にはほとんど糖質が含まれていません。例えば、豚肉100グラム当たりの糖質量は0.2グラムです。
今回食べた豚肉の重量は182gで、糖質量を計算すると、約0.2gから0.3g程度でした。そのため、血糖値がほとんど上がらないと想定されます。

糖尿病ではなくて健康な人の場合、糖質1グラム当たりの血糖値は0.5から1mg上昇します。
2型糖尿病の場合、血糖値の上昇度合いは、体重64キロの人であれば1グラムの糖質が3mg血糖値を上げます。
例えば、体重45キロであれば、1gの糖質が4.6ミリグラム血糖値を上昇させます。
ですから、先ほど述べたように、
糖尿病ではない人の血糖値の上昇度合いも、体格や年齢などによって多少変わってしまいます。
以上が前置きで、豚肉の血糖値の測定結果を見ていきます。
空腹時血糖値

空腹時の血糖値は76mgで、正常値でした。
空腹時の血糖値の正常値は112未満です。
また、食後2時間後の血糖値の正常値は140未満です。
豚肉の食後30分の血糖値

豚肉を食べた後30分後に再び血糖値を測定しました。

結果は、77㎎でした。
空腹時の血糖値が76mgであり、1mgしか血糖値を上げなかったことが分かりました。
鶏もも肉の栄養素(糖質)と重量


今回、検証で食べるのは重量245gの鶏もも肉です。
日本食品標準成分表を見ると、鶏もも肉の糖質量は0gであることが分かります。
そのため、理論的には血糖値は上がらないと考えられます。
前回と同じように、まず空腹時の血糖値を測定し
、その後に鶏肉を食べ、10分後に血糖値を測定しました。
空腹時血糖値

空腹時の血糖値は89mgで、正常値でした。
鶏肉の食後30分の血糖値

鶏肉を食べてから30分後に再び血糖値を測定しました。
空腹時の血糖値が89mgで、食後30分後の血糖値が90mgでした。
1mgしか血糖値が上がりませんでした。
想定通りの結果となりました。
牛肉の重量や栄養素(糖質)

そして最後は199gの牛肉です。
牛肉の糖質量は100グラム当たり0.1グラムから0.2グラム程度です。
理論的には、血糖値がほとんど上昇しないと想定できます。
私は糖質制限をしていますが、牛肉はほとんど食べません。
ほとんど、鶏肉だけです。

空腹時血糖値

同じように、空腹時血糖値を測ってから牛肉を食べ、30分後に血糖値を測りました。
空腹時血糖値は98mgで正常です。

牛肉30分の血糖値

その後、牛肉を食べて再び血糖値を測りました。
結果は、空腹時血糖値の98mgから90mgに下がってしまいました。
なぜ下がったのかは分かりませんが、少なくとも血糖値が上がらないことはわかりました。
以上のように、3種類のお肉の血糖値を測りましたが、
血糖値はほとんど変わりませんでした。
そのため、2型糖尿病の人でも安心して食べることができます。
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