2024年9月、山形県三川町で90歳の阿部祥子さんが自宅で殺害される事件が発生しました。
その後の大規模な捜査により、11月8日に石川一馬容疑者(28)が殺人容疑で逮捕されました。
事件発生から約1ヶ月半、警察はのべ3800人体制で捜査を展開し、徹底的な現場見分や資料の鑑定を行い、ついに容疑者の特定に至りました。
この記事では、容疑者の素顔やSNSアカウントの調査結果、そしてアルバイト先や自宅住所など、明らかになった事実について詳しく解説していきます。
- 山形県三川町で90歳女性が殺害され、28歳の石川一馬容疑者が逮捕されるまでの経緯
- 近所の住民からは「いい子」と評価されていた容疑者の意外な素顔と、SNSアカウントの調査結果
- 三川町横川新田の自宅住所と、真面目だったとされるアルバイト先での評価
- 警察が否定した「闇バイト」説と、未だ解明されていない3つの謎
石川一馬容疑者が起こした衝撃の殺人事件とは
2024年9月、山形県三川町で衝撃的な事件が発生しました。
町長の叔母にあたる90歳の阿部祥子さんが自宅で殺害されているのが発見されたのです。
事件発生から逮捕までの驚くべき経緯
事件は9月22日の午前10時20分頃に発覚しました。
阿部さんは住宅の1階寝室の畳の上に敷かれた布団の上で倒れており、頭や胸などに多くの傷がありました。
警察は殺人事件と断定し、捜査本部を設置。
徹底的な捜査が行われました。
- 犯行時期: 9月21日午後4時頃から22日午前10時20分頃までの間
- 犯行場所: 阿部さん宅の1階東側の縁側
- 侵入方法: 窓ガラスを割って室内に侵入
- 暴行内容: 頭や顔、胸などに多数の暴行
- 死因: 多発外傷による死亡
そして11月8日、警察はアルバイト従業員の石川一馬容疑者(28)を殺人などの疑いで逮捕しました。
逮捕までには約1ヶ月半の時間を要しましたが、警察は延べ3800人もの捜査員を投入し、徹底した現場見分や資料の鑑定を行い、容疑者を特定したのです。
90歳女性が受けた悲惨な被害の実態
一人暮らしの阿部さんは就寝中を狙われ、突如として凶行に遭いました。
防犯意識の薄い田舎の地域だったこともあり、容易に犯人に侵入を許してしまったのでしょう。
- 被害に遭った時間帯: 深夜から早朝にかけての就寝中と推定
- 犯行の突発性: 急襲的な犯行であり、防ぎようがなかった
- 地域性: 田舎の地域であり、防犯意識が薄かった可能性がある
犯人は阿部さんの頭や顔、胸などを執拗に殴打。
90歳という高齢であっただけに、その暴行は致命的なダメージを与えました。
残虐極まりない犯行であり、犯人の非人道性が浮き彫りになっています。
捜査3800人体制で浮かび上がった犯行手口
警察は事件発生から約1ヶ月半をかけて大規模な捜査を展開。
現場周辺の聞き込みや防犯カメラの解析など、あらゆる手段を尽くしました。
- 捜査規模: のべ3800人もの捜査員を投入
- 捜査期間: 事件発生から約1ヶ月半
- 捜査手法: 現場見分、採取資料の鑑定、聞き込み、防犯カメラ解析など
その結果、容疑者は1階東側の縁側の窓ガラスを割って侵入し、就寝中の阿部さんに容赦ない暴行を加えていたことが判明。
極めて粗暴かつ卑劣な犯行であったと言えます。
石川一馬のプロフィール&素顔に迫る
一連の犯行から見れば、石川容疑者はかなり残虐な人物であることが推測できます。
しかし、意外なことにその素顔は一見すると至って真面目そうな好青年だったのです。
28歳アルバイト従業員の意外な素顔(顔画像公開)
石川容疑者は28歳のアルバイト従業員で、三川町横川新田に住んでいました。
アルバイト先の会社によると、勤務態度は真面目だったとのこと。
石川一馬容疑者のプロフィール | |
---|---|
年齢 | 28歳(2024年11月時点) |
職業 | アルバイト従業員 |
住所 | 山形県三川町横川新田 |
勤務態度 | 真面目だった |
ただ事件後、アルバイト先は石川容疑者を解雇しています。
会社としての対応は当然と言えるでしょう。
近所の住民が語る”いい子”だった容疑者像
石川容疑者の近所に住む70代の女性は、容疑者について次のように語っています。
「すごくいい子で、私が畑仕事から帰ってくると、こんにちはと声をかけてくれる子でした。
これまでに問題起こしたとは、聞いたことはない。
まさかそんなことをするなんて信じられないです」
- 近所付き合い: 挨拶をする程度の良好な関係だった
- 問題行動: 近所の人の認識では、これまでに問題行動をとったことはなかった
- 事件に対する反応: 近所の人は容疑者の犯行を信じられないでいる
別の60代女性も、幼いころの石川容疑者について「町内の祭りで走り回っていて元気なイメージだった」と振り返ります。
このように、石川容疑者の評判は良好でした。
しかし、その裏の顔は誰も知る由もなかったのです。
人は見かけによらないという教訓を、私たちに突き付けた事件と言えるでしょう。
石川一馬のSNSアカウントを特定するため調査
石川容疑者の素性を探るべく、警察はSNSの調査を行いました。
容疑者がどのようなアカウントを持ち、どのような投稿をしていたのか。
そこから人となりや犯行の動機などが見えてくる可能性があります。
石川一馬のX(旧Twitter)について(追記:特定されました)
Xは以前Twitterの名称でしたが、2023年にイーロン・マスク氏のもと「X」にリブランディングされました。
- アカウント調査結果: 同姓同名のアカウントは複数存在したが、容疑者本人のものと断定できるものはなかった
警察は石川容疑者のXアカウントの特定を試みましたが、同姓同名のアカウントが多数存在し、容疑者本人のものを断定するまでには至りませんでした。
石川一馬@korosiya2
石川一馬のFacebookについて
Facebookは実名制のSNSであるため、アカウントが存在すれば容疑者のものである可能性は高いと考えられました。
- アカウント調査結果: 同姓同名のアカウントが1件存在したが、容疑者本人のものと断定できなかった
捜査の結果、石川一馬という名前のFacebookアカウントが1件発見されました。
しかし、やはりそれが容疑者本人のアカウントであると断定するには至りませんでした。
石川一馬のInstagramについて
Instagramは写真や動画を投稿するSNSです。
もし容疑者のアカウントがあれば、そこから交友関係や行動パターンが見えてくる可能性もありました。
- アカウント調査結果: 同姓同名のアカウントは存在したが、容疑者本人のものと断定できるアカウントは見つからなかった
Instagramでも、石川一馬と同姓同名のアカウントは存在しました。
しかし、それらが容疑者本人のアカウントであるという確証は得られませんでした。
このように、SNSの調査からは容疑者の素性を掴むことはできませんでした。
ネット上の痕跡の少なさ自体が、ある意味で容疑者の特徴とも言えるかもしれません。
山形県警が否定した”闇バイト”の可能性
事件発生当初から、世間では犯行に関東地方で相次ぐ「闇バイト」との関連を疑う声がありました。
- 概念: インターネット上で犯罪者を募集し、報酬と引き換えに犯罪行為を行わせること
- 問題点: 若者を犯罪に巻き込み、社会問題化している
しかし山形県警は、この事件と「闇バイト」との関連性は低いとの見解を示しました。
- 山形県警の見解: 関東地方で発生している犯罪実行者募集情報との関連性は低いとみている
その理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 地域性の違い: 「闇バイト」は主に都市部で問題となっており、山形県とは状況が異なる
- 動機の不明確さ: 「闇バイト」は金銭目的が明確だが、本件では動機が不明瞭
- 犯行の計画性の違い: 「闇バイト」は計画的だが、本件は突発的な犯行の可能性がある
警察としては、関東地方の事件との安易な関連付けは避けたいというスタンスのようです。
動機の解明は捜査の大きな鍵を握っていると言えるでしょう。
石川一馬の住所と仕事について判明した事実
石川容疑者の素性について、捜査で判明した事実をまとめました。
住所と仕事を中心に見ていきましょう。
三川町横川新田の自宅場所を特定
石川容疑者の住所は、山形県三川町横川新田でした。
三川町は山形県の北部、庄内平野の最上川左岸に位置する町です。
- 人口: 2023年12月31日現在の人口は6267人(住民基本台帳)
- 町長: 阿部誠(事件当時。被害者は町長の叔母)
- 町の特徴: 自然豊かな農村地域。高齢化と人口減少が進んでいる
自宅と事件現場は同じ町内でしたが、石川容疑者と被害者の阿部さんとの面識は今のところ確認されていません。
ただ、町長の叔母というのは地域では有名な存在だったのかもしれません。
アルバイト先での評価と解雇の経緯
石川容疑者は事件当時、アルバイト従業員として働いていました。
その勤務態度は真面目だったと評価されていましたが、事件後に解雇されています。
- アルバイト先の業種: 公表されていない
- 勤務態度の評価: 真面目だった
- 事件後の処遇: 解雇された
アルバイトを掛け持ちしていた可能性もありますが、詳細は明らかになっていません。
仕事ぶりからは犯行を予見することは難しかったと思われます。
犯行動機に関する3つの謎
石川容疑者は取り調べに素直に応じているというものの、犯行の動機についてはまだ不明な点が多く残されています。
被害者宅への侵入目的は何だったのか
深夜に被害者宅の窓ガラスを割って侵入したのは、一体何のためだったのでしょうか。
- 窃盗目的説: 金品を奪うために侵入した可能性がある
- 殺人目的説: 最初から殺害するつもりで侵入した可能性もある
窃盗目的であれば、阿部さんに気付かれて咄嗟に殺害したという流れが考えられます。
一方、殺人目的であれば計画的犯行の可能性が浮上します。
被害品の有無など、客観的な状況証拠から動機を見極める必要がありそうです。
町長叔母が狙われた背景を考察
前述のとおり、阿部さんは三川町長の叔母にあたる人物でした。
- 標的にされた理由: 一般人よりも裕福そうに見えた可能性がある
- 下調べの有無: 一人暮らしの高齢女性と知っていた可能性がある
- 町長との確執の有無: 容疑者と町長の間にトラブルがあったかは不明
たとえ本当に金目当てだったとしても、一般家庭ではなく町長の身内を狙ったことには、何らかの理由があるのかもしれません。
容疑者と町長との関係性についても注目する必要がありそうです。
動機についての憶測は尽きませんが、現時点ではあくまで可能性の域を出ません。
引き続き、捜査の行方を見守るしかないでしょう。
以上で記事は終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ:石川一馬容疑者が起こした山形県三川町殺人事件について
- 事件は2024年9月22日午前10時20分頃に発覚し、町長の叔母が被害に遭う
- 事件現場は三川町の阿部祥子さん(90)宅で、頭や胸に多数の傷があり死亡
- 容疑者は石川一馬(28歳)で、窓ガラスを割って侵入し殺害した疑い
- 捜査には延べ3800人体制を投入し、約1ヶ月半で容疑者を特定
- 容疑者は三川町横川新田在住のアルバイト従業員と判明
- 近所の住民からは「すごくいい子」と評価される好青年だった
- アルバイト先での勤務態度は真面目で、事件後に解雇処分
- SNSアカウントの特定には至らず、ネット上の痕跡は少ない
- 警察は関東地方で問題となっている「闇バイト」との関連性を否定
- 容疑者と被害者の面識は現時点で確認されていない
- 犯行の動機は依然として不明で、金品目的か殺人目的かも不明確
- 容疑者は取り調べに素直に応じているものの、詳細は明らかになっていない
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