今回はジャンプで連載されている漫画『暗号学園のいろは』を取り上げます。
2023年2月19日に、英語版の翻訳を担当している公式の海外翻訳家が13話を最後に、
翻訳活動を降板することを、Twitterで表明しました。
『暗号学園のいろは』英語版が打ち切りの危機になっている理由や原因はなんなのでしょうか?
『暗号学園のいろは』とは何?
『暗号学園のいろは』とは、
2022年11月21日に発売された週刊少年ジャンプ51号より連載されている、
『暗号解読』学園ドラマです。
原作は西尾維新さん(『物語シリーズ』、『めだかボックス』、『十二大戦』)
作画は岩崎悠司さんという原作と作画が別れた分作漫画です。
『暗号学園のいろは』ストーリーやあらすじは
主人公の『いろは坂 いろは』は、スパルタ教育が行われる『暗号学園』に転入した男子高生です。
そこでは生徒たちは、息つく暇もなく暗号を解かなければならず、
とても厳しい環境で生活をしています。
ある日、いろはは謎めいた人物・洞ヶ峠 凍から、
普通のメガネに見える特殊なメガネを手渡されます。
そしてそのメガネには、とんでもない秘密が隠されていて………。
物語は、いろはが暗号学園での生活を送りながら、暗号を解き明かしていく様子が描かれています。
暗号やパズルがたくさん登場し、謎解き要素の強い作品となっています。
『暗号学園のいろは』英語版の打ち切りの危機?理由や原因は西尾維新の言葉遊び?
物語シリーズの作者である西尾維新は、入り組んだ言葉遊びのある物語を書くことで知られています。
漫画翻訳者のクマール・シヴァスブラマニアンさんは、
西尾維新と岩崎優次の『暗号学園のいろは』漫画の13話以降の翻訳を停止することを、
日曜日に自身のTwitterアカウントで発表しました。
理由として、彼はScreen Rantの記事をリンクし、その漫画を「翻訳不可能」と説明しています。
記事は、10話の第十号「昨日の戦争は今日も戦争」で、
キャラクターが特定の日本語の音節のみを使用して少年ジャンプの漫画を引用することを挙げて、
特に適応が困難な箇所としています。
英語訳は音節を転写し、その後、意味の翻訳を括弧内に提供しています。
漫画に頻繁に登場する日本語の言葉遊びやパズルにもかかわらず、
英語訳は10話まで転写に頼らず、英語の言葉遊びでパズルの形式を採用することを選択しました。
多くのファンがシヴァスブラマニアンさんのツイートに返信し、
彼の翻訳の苦労に感謝し、翻訳の難しさに同情しています。
翻訳された海外版のジャンプを配信している『Viz Media』と『MANGA Plus』は、
日曜日に英語の12話が発表されました。
シヴァスブラマニアンさんは、すでに代替の翻訳者が手配されたことを明らかにしています。
出版社は遅延を発表していません。
現在、英語版の打ち切りは告知されていませんが、ベテラン翻訳家の降板は、影響が大きそうです。
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