北海道江別市の文京台南町公園で20歳の男子大学生が集団暴行を受けて死亡する事件が発生しました。
被害者は全裸にされ、所持品も奪われた状態で発見され、その後の捜査で、交際相手の女子大学生を含む6人の若者グループによる計画的な犯行であることが判明しました。
本記事では、2024年10月30日に新たに逮捕された16歳と18歳の少年2人を含む容疑者たちの情報と、被害者が事件現場に向かうまでの経緯、そして捜査の最新状況についてお伝えします。
また、現場周辺住民から寄せられた「派手な女性の声」や「断末魔のような叫び声」といった証言からも、事件の一部始終が明らかになってきています。
- 2024年10月30日、新たに16歳と18歳の少年2人が傷害致死容疑で逮捕され、容疑者グループは計6人となりました
- 被害者の20歳男子大学生は、交際相手の八木原容疑者と会った後、公園で集団暴行を受けて死亡しました
- 八木原容疑者、川村容疑者、17歳と18歳の少年の計4人は傷害致死容疑で送検されました
- 現場周辺住民からは「派手な女性の声」や「断末魔のような叫び声」が聞こえていたという証言があります
北海道江別市の文京台南町公園で発生した傷害致死事件の概要
2024年10月25日深夜から26日早朝にかけて、北海道江別市文京台南町の公園内で、20歳の男子大学生・長谷知哉さんが集団暴行を受け、外傷性ショックにより死亡する事件が発生しました。
長谷さんは全裸の状態で倒れているところを、26日午前6時15分頃、散歩中の60代男性によって発見されました。
発見状況と被害者の長谷知哉さん(20)について
長谷知哉さんは千歳市在住の大学生で、事件当日は江別市の交際相手である八木原亜麻容疑者(20)と会う約束をしていたとのことです。
長谷さんはJRを利用して移動した形跡があり、25日夜に八木原容疑者の自宅で2人で過ごした後、事件現場の公園に向かったとみられています。
事件発生当時、現場周辺の住民からは派手な女性の声や断末魔のような声が聞こえていたという証言が得られています。
長谷さんは顔面などを激しく殴打されるなどの暴行を受け、全裸にされた上、所持品も奪われた状態で発見されました。
司法解剖の結果、死因は外傷性ショックと判明しています。
事件発生時の状況と暴行の詳細
事件は、25日深夜から26日早朝にかけての数時間の間に発生したとみられています。
長谷さんは、顔面を中心に全身を殴打されるなどの激しい暴行を受けていました。
また、全裸にされ、所持品も奪われていたことから、警察は当初から強盗殺人事件の可能性も視野に捜査を進めてきました。
現場の公園は人通りが少ない場所にあり、深夜から早朝にかけては特に人気がない状況でした。
複数の加害者が長谷さんを取り囲み、執拗に暴行を加えたとみられ、長谷さんが抵抗できない状態に陥っていたことが推察されます。
新たに逮捕された少年2人の情報
長谷知哉さんの死亡事件で、警察は2024年10月30日、新たに16歳と18歳の少年2人を傷害致死の疑いで逮捕しました。
2人はいずれも札幌市在住のアルバイト従業員で、これまでに逮捕されている4人の容疑者と友人関係にあるとのことです。
16歳の少年について判明している事実
新たに逮捕された16歳の少年について、現時点で判明している事実は以下の通りです。
- 居住地: 北海道札幌市
- 職業: アルバイト従業員
- 容疑者との関係: 他の容疑者と友人関係
- 出頭状況: 10月29日午後11時20分頃、親族や関係者に付き添われ、「事件のことで来た」と江別警察署に出頭
16歳の少年は、事件発生から数日経った29日夜に、親族らに付き添われて江別警察署に出頭しました。
事件への関与を認める発言をしたことで、傷害致死の容疑で逮捕に至ったとみられます。
ただし、警察は少年の認否を明らかにしていません。
18歳の少年について判明している事実
もう一人の18歳の少年についても、16歳の少年と同様の事実が判明しています。
- 居住地: 北海道札幌市
- 職業: アルバイト従業員
- 容疑者との関係: 他の容疑者と友人関係
- 出頭状況: 10月29日午後11時20分頃、親族や関係者に付き添われ、「事件のことで来た」と江別警察署に出頭
18歳の少年も16歳の少年と同じタイミングで警察に出頭しており、事件への関与が明らかになったことで逮捕されたとみられます。
ただし、こちらも警察は認否を明らかにしていない状況です。
既に逮捕されている容疑者グループの詳細
長谷知哉さん死亡事件では、新たに逮捕された2人の少年以外にも、既に4人の容疑者が逮捕されています。
その内訳は、被害者の交際相手とされる八木原亜麻容疑者(20)、もう一人の女子大学生・川村葉音容疑者(20)、そして17歳と18歳の少年の計4人です。
警察は、この4人に加え、新たに逮捕された16歳と18歳の少年を含めた6人で、長谷さんへの集団暴行に及んだとみて捜査を進めています。
八木原亜麻容疑者(20)と被害者との関係
八木原亜麻容疑者は、被害者の長谷知哉さんの交際相手とされる人物です。
八木原容疑者は調べに対し、以下のような供述をしているとのことです。
- 事件前の行動: 事件当日の25日夜、長谷さんと2人で八木原容疑者の自宅にいた
- 事件現場への移動: 自宅でのひと時の後、他の仲間と合流するため現場の公園に向かった
八木原容疑者の供述からは、事件当日、長谷さんと2人きりで過ごした後、他の共犯者らと合流するために公園に向かったことがうかがえます。
警察は、八木原容疑者が事件の中心人物である可能性が高いとみており、八木原容疑者を介して集団が形成された経緯などについて詳しく調べを進めています。
川村葉音容疑者(20)ら他の共犯者の情報
川村葉音容疑者は、もう一人の逮捕された女子大学生です。
川村容疑者と八木原容疑者は友人関係にあり、長谷さんとの交友関係のトラブルから事件に発展した可能性があるとみられています。
また、逮捕された17歳と18歳の少年2人についても、八木原容疑者らと友人関係にあったことが判明しています。
- 川村葉音容疑者(20): 八木原容疑者の友人。30日に傷害致死容疑で送検。
- 17歳の少年: 八木原容疑者らと友人関係。30日に傷害致死容疑で送検。
- 18歳の少年: 八木原容疑者らと友人関係。30日に傷害致死容疑で送検。
八木原容疑者を中心とした友人関係で集団が形成され、長谷さんへの集団暴行が計画的に行われた可能性が高いとみられています。
警察は、ほかにも共犯者がいないか捜査を継続しています。
事件の経緯と捜査状況
長谷知哉さん死亡事件は、被害者と容疑者グループとの人間関係のトラブルが発端となって発生した可能性が高いとみられています。
事件当日、長谷さんは八木原容疑者の自宅を訪れた後、共犯者らが待ち構える公園に向かったことで、集団暴行の被害に遭ったとみられています。
被害者が事件現場に向かうまでの行動
長谷知哉さんは事件当日の25日夜、交際相手とされる八木原亜麻容疑者と会う約束をしていました。
長谷さんはJRを利用して千歳市から江別市に向かい、八木原容疑者の自宅で2人で過ごしたとみられています。
その後、八木原容疑者と合流する形で現場の公園に移動したとみられます。
- 千歳市から江別市へ: 事件当日、長谷さんはJRを利用して千歳市から江別市に向かった
- 八木原容疑者宅で2人きりに: 八木原容疑者の自宅を訪れ、2人きりで過ごした時間を持つ
- 公園に合流: 八木原容疑者と共に現場の公園に移動し、他の共犯者グループと合流した
長谷さんは八木原容疑者との交際関係にあったとみられますが、2人の間にどのようなトラブルがあったのかは明らかになっていません。
警察は、八木原容疑者から事情を聴くなどして、事件に至る経緯の解明を進めています。
現場付近の住民の証言内容
事件現場となった公園の周辺住民からは、事件当時に不審な物音や声が聞こえていたという証言が複数得られています。
- 派手な女性の声: 事件当時、現場付近から派手な女性の声が聞こえていた
- 断末魔のような叫び声: 女性の声に加え、苦しむような断末魔のような叫び声も聞こえていた
- 通報は未遂に:不審な声に気づいた住民が110番通報しようとしたが、結局通報には至らなかった
警察は、これらの証言から事件の発生時刻や状況の特定を進めています。
また、防犯カメラの映像などから容疑者の特定にも役立てようとしています。
更新される捜査の進展
2024年10月30日に新たに逮捕された2人の少年を含め、現在までに計6人の容疑者が逮捕されています。
警察は、容疑者らの取り調べを進めるとともに、ほかにも共犯者がいないかどうかについても捜査を継続しています。
警察の捜査方針と新たな展開
警察は、事件の全容解明に向けて、以下のような捜査方針を掲げています。
- 共犯者の特定: 現在判明している6人以外にも共犯者がいないか捜査を継続する
- 事件の経緯解明: 被害者と容疑者グループとの人間関係のトラブルなど、事件に至る詳しい経緯を明らかにする
- 証拠品の分析: 現場から押収した証拠品を分析し、容疑者らの犯行を立証する
今後、新たな容疑者の逮捕や、事件の全容解明に向けた捜査の進展が期待されます。
警察は引き続き、捜査に全力を挙げるとしています。
送検された容疑者たちの今後
2024年10月30日、警察は八木原亜麻容疑者、川村葉音容疑者、17歳と18歳の少年の計4人を傷害致死の疑いで送検しました。
送検された4人については、今後、次のような展開が予想されます。
- 勾留と起訴: 送検された容疑者は、裁判所に勾留質問され、起訴されると見込まれる
- 裁判: 起訴された容疑者らは、裁判で審理されることになる。未成年の容疑者については家庭裁判所が担当
- 量刑: 裁判の結果、有罪となった場合、傷害致死罪の法定刑として懲役3年以上20年以下が想定される
新たに逮捕された16歳と18歳の少年2人についても、取り調べの進展次第で近く送検される可能性があります。
被害者の長谷知哉さんの無念を晴らすためにも、警察には全容解明に向けて引き続き捜査を尽くしてほしいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ:江別市で起きた大学生集団暴行死亡事件の詳細について
- 北海道江別市の文京台南町公園で20歳男子大学生が集団暴行され死亡
- 16歳と18歳の少年2人が新たに逮捕され、容疑者は計6人に
- 被害者は交際相手の八木原容疑者と会った後に公園へ向かう
- 被害者は全裸にされ所持品を奪われた状態で発見
- 死因は外傷性ショックと司法解剖で判明
- 事件は2024年10月25日深夜から26日早朝に発生
- 散歩中の60代男性が26日午前6時15分頃に発見
- 現場から派手な女性の声や断末魔のような叫び声が聞こえる
- 八木原容疑者ら4人は30日に傷害致死容疑で送検
- 新たに逮捕された2人は札幌市在住のアルバイト従業員
- 両容疑者は29日夜に親族に付き添われ警察署へ出頭
- 警察は集団暴行が計画的に行われた可能性を視野に捜査
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