里田中の引退理由は鬱病？誹謗中傷やパワハラが原因で心療内科通い！

2024年9月場所、西岩部屋所属の若手力士・里田中が18歳という若さで突如引退を表明しました。

わずか2年半という短い相撲人生でしたが、181.8cmの長身から太刀筋の良い相撲が期待され、将来を嘱望された有望株でした。

兄の幹希の里も活躍する西岩部屋で、何が起きていたのでしょうか。精神的な問題や誹謗中傷の存在も取り沙汰されています。

この記事では、里田中の引退理由について、本人の心療内科通いの情報や西岩部屋の現状、そして家族との確執まで、様々な角度から詳しく解説していきます。

里田中の引退理由を詳しく解説

2024年9月場所で、西岩部屋所属の18歳の若手力士・里田中（本名：田中駿穏）の引退が発表され、相撲界に衝撃が走りました。

里田中は2006年生まれで、2022年3月の春場所で初土俵を踏み、わずか2年半で幕を閉じることになりました。

里田中は1981年8cm、115.3kgの体格を誇り、将来を嘱望されていた有望株の一人でした。

兄の幹希の里も西岩部屋で活躍する関取力士であり、田中兄弟の活躍に期待が集まっていましたが、弟の里田中の突然の引退は誰もが予想しなかった展開でした。

里田中の引退理由は公表されておらず、様々な憶測を呼んでいます。

部屋のやり方への疑問の声

里田中の引退理由として、まず挙げられるのが西岩部屋のやり方への疑問です。

一度部屋に入門すると、力士たちは親方や兄弟子の指導の下、厳しい稽古に励みながら共同生活を送ります。

里田中は西岩部屋のやり方に何らかの疑問や不満を抱いていた可能性があります。

しかし、里田中本人からは引退理由について明確なコメントは出ていません。

部屋のやり方が引退の直接的な原因だったのかは定かではありませんが、一つの可能性として考えられます。

パワハラ報道と西岩部屋の否定

里田中の引退理由として、一時はパワーハラスメントの存在が取り沙汰されました。

しかし西岩部屋は、これを明確に否定しています。

兄の幹希の里も「8月の段階で弁護士の先生が、無断で部屋を去った弟とその父の意見を一つ一つ聞いたところ、部屋の指導に問題はないと認められました」とコメントしており、パワハラ説は否定されています。

ただ、若い力士にとって厳しい指導が必ずしもパワハラとは認識されない可能性もあります。

指導とパワハラの線引きは難しい問題ですが、少なくとも西岩部屋はパワハラ撲滅に向けて真摯に取り組んでいると言えるでしょう。

怪我説の噂と現場の声

里田中の引退理由として、怪我説も一部で囁かれています。

しかし、その可能性は低いと考えられます。

とはいえ、里田中本人や西岩部屋から正式な発表がない以上、怪我の有無を断定することはできません。

怪我人情報は繊細な問題だけに、関係者は慎重に口を閉ざしているのかもしれません。

いずれにしても、里田中の引退理由が単純な「怪我」だったとは考えにくいでしょう。

18歳という若さでの引退を決断するには、それ以外の重大な理由があったはずです。

精神疾患と心療内科通いの情報

里田中の引退理由として、現時点で最も有力視されているのが「精神的な問題」です。

SNS上では衝撃的な情報が飛び交っています。

この兄弟力士の父親も元力士なので子供の頃から厳しく育て、親方を信じて息子達を預けたはず。次男は協会員以外の者に個人の尊厳を無視する仕打ちを受けて精神を病み心療内科に通っているそうな。真実は闇の中だが協会員以外の者って誰なんだろう。若の里は良い人に見える。#西岩部屋 https://t.co/AMnLsFOmmi

— メリーアン@フィルムコミッション (@marydiarymomo77) October 24, 2024

里田中の兄・幹希の里も、弟が無断で部屋を去ったことを認めており、里田中の精神状態が良好でなかったことをうかがわせます。

ストレスに晒され、誹謗中傷の被害にあった18歳の若者が、心を病んでしまったとしても不思議ではありません。

心療内科に通っているという情報が事実なら、相当追い詰められていたのでしょう。

ただ、これらはあくまでもネット上の情報に過ぎません。

里田中の精神疾患や心療内科通いについて、本人や関係者は一切コメントしていません。

事実関係は不明と言わざるを得ません。

家族による誹謗中傷の影響

里田中の引退に影響を与えたもう一つの要因として、家族による誹謗中傷の存在が指摘されています。

幹希の里も公式サイトで、父親がSNSで勝手な憶測と嘘の投稿をしていたことを明かしています。

家族の行動が里田中を精神的に追い詰めてしまったのかもしれません。

一方で、父親の投稿内容からは、里田中が西岩部屋で受けた仕打ちに対する強い憤りも感じられます。

父親なりに、我が子を守ろうとしたのかもしれません。

いずれにせよ、家族との確執が若くして四股を断つ決意をさせた一因となった可能性は十分に考えられます。

家族問題は非常にデリケートな問題だけに、憶測で物事を判断することは控えるべきでしょう。

里田中（田中駿穏）のプロフィールと経歴

ここで改めて、里田中（田中駿穏）のプロフィールと、短くも印象的だった力士人生を振り返ってみましょう。

里田中（田中駿穏）のプロフィール
本名	田中駿穏（たなかはるた）
生年月日	2006年10月26日
出身地	兵庫県尼崎市
身長	181.8cm
体重	115.3kg
所属部屋	西岩部屋
最高位	序二段二十七枚目
初土俵	2022年3月場所
引退	2024年9月場所

里田中は2006年10月26日、兵庫県尼崎市に生まれました。

小学生の頃からわんぱく相撲で頭角を現し、15歳で兄の幹希の里が所属する西岩部屋へと入門。

181.8cmの長身から太刀筋の良い相撲が期待されていました。

わんぱく相撲での活躍

里田中は小学生時代、毎年のようにわんぱく相撲大会で優勝していたそうです。

特に2014年の「尼崎こども相撲まつり」では見事な優勝を果たし、その実力の高さを示しました。

わんぱく相撲での優勝経験は、里田中が相撲界の若きホープとして注目を集める要因となりました。

小学生離れした体格と運動能力は、大相撲でも十分通用すると思わせるものでした。

西岩部屋入門から序二段昇進まで

里田中は2021年11月、15歳で西岩部屋への入門を果たします。

兄の幹希の里を慕って同じ部屋を選んだのでしょう。

里田中は入門からわずか2年半で序二段まで昇進しました。

10代の若手力士としては順調なペースで番付を上げていたと言えるでしょう。

西岩部屋も、里田中の成長に大きな期待を寄せていたはずです。

しかし、2024年1月場所を最後に、里田中の番付は動くことはありませんでした。

序二段二十七枚目のまま、里田中は9月場所で引退することになります。

兄・幹希の里との関係

里田中と兄の幹希の里は、9歳違いの兄弟力士でした。

2人とも西岩部屋に所属し、切磋琢磨しながら相撲道に励んでいました。

里田中にとって、幹希の里は相撲界の先輩であり、目標とする存在でした。

兄弟揃って関取となり、西岩部屋を盛り立てていく。

そんな明るい未来が期待されていたのですが、弟の里田中は志半ばで幕を閉じることになってしまいました。

里田中の引退を受けて、幹希の里は複雑な心境にあるはずです。

弟の決断を応援しつつも、無念さもあるでしょう。

これからは兄として、里田中の人生を支えていく立場になります。

18歳での引退が投げかける波紋

里田中の引退は、相撲界にとって大きな衝撃でした。

10代での引退は珍しく、様々な憶測を呼んでいます。

里田中の引退が投げかける波紋について、詳しく見ていきましょう。

SNS発信途絶と無断退寮の異例事態

里田中は2024年9月場所を休場し、同時期からSNSの発信が途絶えていました。

さらに西岩部屋のホームページからも里田中の名前が削除され、無断で部屋を去ったことが発覚します。

休場はケガや体調不良でよくあることですが、SNSの発信停止や無断退寮は異例の事態です。

特に無断退寮は師匠に対する礼を欠く行為であり、絶対にあってはならないことです。

里田中のこうした行動からは、引退に至るまでの精神的な不安定さがうかがえます。

周囲に相談できず、一人で問題を抱え込んでいたのかもしれません。

18歳の少年にとって、あまりに重荷だったのでしょう。

西岩部屋における若手力士の早期引退問題

里田中の引退は、西岩部屋の若手力士の早期引退問題にも注目が集まるきっかけとなりました。

西岩部屋における若手力士の引退の多さは以前から指摘されていました。

19.2歳での引退、1.8年の在籍期間は、他の部屋と比較しても際立って短いです。

こうしたデータから、「西岩部屋には何らかの問題があるのではないか」という疑念を持つ関係者もいます。

里田中の引退は、改めて西岩部屋の力士育成の在り方に疑問を投げかける出来事となりました。

もちろん、相撲部屋の指導は厳しいものです。

すぐに成果を求められるプレッシャーは相当なものでしょう。

しかし、だからこそ若い力士の心のケアにも目を向け、育成と管理のバランスを取る必要があります。

西岩部屋には、里田中の引退を教訓として、若手力士が末永く活躍できる環境作りが求められています。

単に引退率を下げるだけでなく、一人ひとりに寄り添ったサポートが必要です。

家族とSNSによる西岩部屋批判の内容

里田中の引退に関連して、家族によるSNSでの西岩部屋批判が注目を集めています。

特に父親の言動が物議を醸しているようです。

父親のSNS投稿からは、西岩部屋への強い憤りが感じられます。

里田中が受けたとされる仕打ちについて真相は分かりませんが、父親は我が子を追い詰めた部屋の体質を許せないのでしょう。

ただし、感情的な投稿は時に事態を悪化させかねません。

幹希の里が指摘する通り、父親の投稿には事実無根の内容も含まれていたようです。

怒りに任せた行動が、新たな誤解や対立を生んでしまっては本末転倒です。

里田中の現状を憂える父親の姿からは、家族の絆の強さも感じられます。

しかし、それと同時に冷静さを欠いた言動が事態をこじらせる危うさも垣間見えます。

家族にできることは、今は里田中を精神的に支えることに尽きるはずです。

SNSでの感情的な発信は控え、建設的な対話によって解決の糸口を探るべきでしょう。

それが里田中の心の安定を取り戻す近道になるはずです。

西岩部屋の現状と今後の課題

弁護士による調査結果

西岩部屋では、里田中の無断退寮を受けて弁護士による調査が行われました。

里田中と父親からも事情聴取が行われたそうです。

弁護士による第三者の視点からの調査は、事態の客観的な把握に役立ちます。

調査の結果、西岩部屋の指導に問題がないことが確認されたのは、部屋にとって一定の安心材料と言えるでしょう。

しかし、だからと言って西岩部屋に改善の余地がないわけではありません。

むしろ、この事態を教訓として、西岩部屋には力士の心身の管理体制を見直すことが求められるはずです。法的な責任の有無にかかわらず、若い力士の異変に早期に気づき、支援する仕組み作りが急務だと言えます。

親方の見解と部屋の方針

西岩親方は、里田中の引退と自身の部屋の指導について、次のような見解を示しています。

西岩親方は、パワハラ疑惑を真っ向から否定しています。弁護士の調査結果を踏まえての発言だと思われます。

ただ、親方が力士に求める厳しさと、力士が感じるプレッシャーのバランスは難しい問題です。相撲界の常識が通用しない時代にあって、伝統と革新のバランスが問われています。

西岩部屋は今回の事態を教訓として、指導方針の見直しを進めるでしょう。力士の精神面のケアをどう強化するか。若手の育成と相撲道の両立をどう目指すか。親方の手腕が問われる局面だと言えます。

力士の定着率改善への取り組み

西岩部屋にとって、今後の最大の課題は若手力士の定着率改善です。里田中の引退を他山の石として、具体的な取り組みが求められます。

力士のメンタルヘルスケアについては、専門家の知見を積極的に取り入れるべきでしょう。部屋の中だけで問題を抱え込まず、外部の力を借りることを恐れてはなりません。

また、日頃からのコミュニケーションを大切にし、力士の変化を見逃さない努力も必要です。上下関係に縛られず、一人の人間として向き合う姿勢が求められます。

家族との連携も重要なポイントです。里田中の件でも、父親の発信力が大きな役割を果たしました。部屋と家族が力士を共に支える体制があれば、問題の早期発見・解決に繋がるはずです。

伝統の世界である相撲界にとって、変化は容易ではありません。しかし、若い力士の命を預かる以上、古い慣習に縛られるわけにはいきません。里田中の引退を一つの転機として、西岩部屋には柔軟な改革が期待されています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まとめ：18歳力士・里田中の衝撃引退と家族間の葛藤について