大阪市浪速区で2023年末に明るみに出た衝撃的な少女売春斡旋事件について、その実態と経緯を詳しく解説します。
警察署のすぐ横のビルで行われていた大胆不敵な犯行の首謀者は、29歳の宇都宮志彦被告。SNSを利用して少女たちを集め、約10ヶ月で2500万円もの売上を上げていたとされています。
事件の発覚は、大阪・道頓堀のグリコサイン付近での職務質問がきっかけでした。捜査によって15歳から17歳の少女7人が保護され、スポーツ用品店経営者の柴田隆行被告(44)も逮捕されるなど、事件の全容が次第に明らかになっています。
この記事では、事件の詳細な経緯や犯行手口、そして被害に遭った少女たちのその後について、明らかになった事実を丁寧に解説していきます。
- 宇都宮志彦被告(29歳)が警察署横のビルで少女売春斡旋グループを運営していた手口と実態
- 約10ヶ月で2500万円の売上を上げ、「the H 日本橋デリバリーヘルス」としてSNSで客を募集していた詳細
- 道頓堀のグリコサイン付近での職務質問をきっかけに、15-17歳の少女7人を保護するに至った経緯
- スポーツ用品店経営者の柴田隆行被告(44歳)による性的暴行事件との関連性
宇都宮志彦(29)が大阪で少女売春斡旋グループを運営!警察署横のビルで大胆な犯行
2023年11月から12月にかけて、大阪府内で衝撃的な事件が発覚しました。
29歳の宇都宮志彦被告が、女子高校生らを大阪市浪速区の雑居ビル2〜3階に住まわせ、売春をさせていたのです。
その犯行の舞台となったのは、なんと警察署のすぐ横という、驚くべき立地でした。
宇都宮被告のプロフィールと犯行内容
宇都宮志彦被告 | |
---|---|
年齢 | 29歳 |
職業 | 無職 |
犯行期間 | 2023年11月〜12月 |
犯行場所 | 大阪市浪速区の雑居ビル2〜3階 |
被害者 | 府内在住の女子高校生3人 |
罪状 | 女子高校生に売春をさせた疑い |
宇都宮被告は、女子高校生らを住まわせていたビルの1階に自身も居住。
ビルの立地は大阪市浪速区で、その隣には警察署があったにもかかわらず、大胆不敵な犯行を行っていました。
被害に遭ったのは、大阪府内に住む女子高校生3人。
彼女たちは2023年11月から12月にかけて、宇都宮被告に売春行為をさせられていたのです。
現在、宇都宮被告はこれらの疑いで逮捕・起訴されています。
「the H 日本橋デリバリーヘルス」で少女たちを客引き!SNSで60分2万円の料金設定
宇都宮被告は少女たちを売春させるにあたり、「the H 日本橋デリバリーヘルス」という名前で客を募集していました。
TwitterやInstagramなどのSNSを利用し、少女らの自撮り写真を投稿。
料金は「60分2万1000円」「120分3万8000円」などと明示されていたのです。
約10ヶ月で2500万円の売上げ!半額を少女らに分配
- 犯行期間: 約10ヶ月
- 売上金額: 約2500万円
- 少女らへの分配: 売上の半額
- 残りの使途: 車の購入、遊興費
この売春行為は約10ヶ月にわたって行われ、その間の売上金額は2500万円にも上ったとみられています。
宇都宮被告はこの金額の半分を少女らに渡し、残りを車の購入や遊興費などに充てていたようです。
売上金の一部が少女らに分配されていたとはいえ、未成年者を性的に搾取し多額の利益を得ていた事実は変わりません。
宇都宮被告の行為は、人道的にも法的にも許されざるものだったのです。
スポーツ用品店経営者の柴田隆行被告(44)が実技指導と称して暴行
宇都宮被告による犯行にはさらなる闇がありました。
売春行為に加担していたのが、ビルの1階でスポーツ用品店を経営する柴田隆行被告(44)です。
15歳少女2人への性的暴行を撮影した疑いで起訴
- 罪状: 15歳少女2人に性的暴行を加えた疑い
- 犯行内容: “実技指導”と称した性的暴行
- その他: 暴行の様子を撮影していた疑い
- 使用した服装: 店の商品であるはずの制服
柴田被告は2022年12月、当時15歳だった少女2人に対し、ビル内で性的暴行を加えたとして逮捕・起訴されました。
宇都宮被告に「場所」を提供した上で、「実技指導」などと称して少女たちを暴行。
その様子を撮影していたとされています。
驚くべきことに、犯行には店の商品であるはずの制服が使用されていたこともあったそうです。
柴田被告の加担により、宇都宮被告による犯行はさらに悪質なものとなっていました。
少女たちの心身は深く傷つき、回復までには多くの時間を要することでしょう。
道頓堀グリコサイン付近での職務質問がきっかけで発覚
一連の事件が発覚したきっかけは、ある少女への職務質問でした。
警察の捜査で10か所以上を家宅捜索、15-17歳の少女7人を保護
- きっかけ: 道頓堀の「グリコ」看板付近で客待ちをしていた少女への職務質問
- 少女の証言: 「(売春の)客待ちをすることがある」と話す
- 警察の捜査: 10か所以上の関係先を家宅捜索
- 保護された少女: 15歳から17歳の少女7人
少女の1人が大阪・道頓堀の「グリコ」看板近くで客待ちをしているところを警察が職務質問したところ、「(売春の)客待ちをすることがある」と話したのです。
これを受けて警察は捜査を開始。10か所以上の関係先を家宅捜索し、15歳から17歳の少女7人を保護しました。
また、少女らを車で送迎していた20代の男2人についても、売春防止法違反の疑いで2023年10月25日に書類送検し、捜査を終結させています。
少女の勇気ある証言がなければ、事件の全容解明には至らなかったかもしれません。
関係者への取り調べなどを経て、ようやく一連の犯行が明るみに出たのでした。
宇都宮被告は容疑を全面否認!送迎の20代男2人を書類送検で捜査終結
宇都宮被告と柴田被告は当初、容疑を否認していました。
少女たちは家裁送致・児童相談所通告などの保護措置へ
- 宇都宮被告の供述: 「身に覚えがない」「少女らを住まわせていない」と容疑を否認
- 柴田被告の供述: 「売春グループとは知らなかった」と容疑を否認
- 20代男2人の処分: 売春防止法違反の疑いで書類送検、捜査終結
- 少女たちの処遇: 家庭裁判所への送致、児童相談所への通告などの保護措置
警察の調べに対し、宇都宮被告は「まったく身に覚えがない」「少女らを住まわせたことはない」と容疑を完全に否定。
柴田被告も「売春グループだとは知らなかった」などと関与を否定していました。
その後、2人は黙秘を続けているそうです。
一方で、少女らを送迎していた20代の男2人は2023年10月25日、売春防止法違反の疑いで書類送検され、捜査は終結しました。
被害に遭った少女たちについては、家庭裁判所への送致や児童相談所への通告など、それぞれの状況に応じた保護措置が取られています。
彼女たちの傷が癒えるまでには、長い時間がかかるかもしれません。
しかし、手厚いケアを受けながら、少しずつ通常の生活を取り戻していってほしいと願うばかりです。
今回の事件は、未成年者の福祉を著しく害する悪質な犯罪でした。
再発防止に向け、警察による取り締まりの強化や啓発活動など、社会全体で取り組んでいく必要があるでしょう。
まとめ:大阪で発覚した少女売春グループの全容と実態について
- 29歳の宇都宮志彦被告が大阪市浪速区で少女売春斡旋グループを運営
- 警察署横のビル2〜3階で府内在住の女子高校生3人に売春を強要
- SNSで「the H 日本橋デリバリーヘルス」として客を募集
- 料金設定は60分2万1000円、120分3万8000円
- 約10ヶ月の犯行期間で2500万円の売上を計上
- 売上の半額を少女らに分配し残りを遊興費などに使用
- スポーツ用品店経営者の柴田隆行被告も犯行に加担
- 柴田被告は15歳少女2人への性的暴行で起訴
- 道頓堀グリコサイン付近での職務質問がきっかけで発覚
- 警察の捜査で10か所以上を家宅捜索し15-17歳の少女7人を保護
- 少女らの送迎に関与した20代男2人を売春防止法違反で書類送検
- 被害少女らは家裁送致・児童相談所通告などの保護措置へ
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