2024年10月20日のNHKスペシャル『ジャニー喜多川”アイドル帝国”の実像』に元テレビ東京プロデューサーの田淵俊彦氏が登場し、番組内での姿勢について波紋を呼んでいます。
特に注目を集めているのは、インタビュー中の大きく開いた足の姿勢に対するSNS上での批判です。
しかし、その背景には椎間板ヘルニアの手術による医学的な理由があったことが明らかになりました。
この記事では、田淵氏への批判の詳細や本人の釈明、そして制作側の意図まで、一連の経緯について詳しく解説していきます。
- NHKスペシャルでの田淵俊彦氏の重要証言と大股開きの姿勢が話題に
- 大股開きの姿勢の理由は椎間板ヘルニアの手術の影響だった
- インタビュー撮影時の2台カメラとディレクターの意図が明らかに
- SNSでの批判に対する田淵氏の心境と視聴者からの理解の声
田淵俊彦氏のNHKスペシャル出演が話題に
2024年10月20日に放送されたNHKスペシャル『ジャニー喜多川”アイドル帝国”の実像』に、元テレビ東京プロデューサーで現在は桜美林大学教授を務める田淵俊彦氏が出演し、大きな注目を集めています。
放送内容と田淵氏の重要証言
番組では、2019年に死去したジャニー喜多川氏のルーツをたどり、業界での歩みを深く知る人物たちへの取材を通して、日本芸能史上最悪とも言われる事件の背景に迫りました。
- 1999年の出来事: 当時のテレビ東京の番組に出演していたジャニーズJr.のスキャンダルが報じられた際、不祥事については「すべてテレビ東京が悪い」と会見を行い謝罪するよう強要された
- メリー氏の圧力: 会見を断ると、メリー氏から「今後、テレビ東京とはつき合えない」と言われ、その後数年間に渡りジャニーズタレントのテレビ東京への出演が拒否された
- 楽屋内での噂: タレントたちの間で、ジャニー氏の性加害に関する話が囁かれていた
- 大人の責任: 事態を「見て見ぬふり」をしてきた大人の責任は非常に大きいと懺悔
この証言は、番組にとって非常に貴重なものとなりました。
元テレビ東京の田淵俊彦氏の態度が酷い。マスコミはこんな奴らが沢山いるんだろうな。
— Makibonbonbon (@makibonbonbon) October 20, 2024
性加害が起きたことも、表に出なかった理由も この態度を見れば納得できる。
とはいえ出演しただけでも、まだマトモなのか。#NHKスペシャル #ジャニーズ #テレビ東京 #桜美林大学 #田淵俊彦 #性加害 https://t.co/qmRmiCNAxr pic.twitter.com/Z1uuVJEw9k
視聴者から「態度が悪い」との批判が殺到
しかし、番組放送後、田淵氏に思わぬ批判が殺到しました。
それは、インタビューに答える田淵氏の座り方が不遜だというものです。
- 大股開きの姿勢: 画面に映る田淵氏は、大きく脚を広げた姿勢をとっていた
- SNSでの反応: この座り方に対し、ツイッターでは「態度が悪い」「偉そう」といった批判が相次いだ
田淵氏の発言内容よりも、その姿勢が注目を集める事態となってしまったのです。
大股開きの座り方には切実な理由があった
田淵氏への批判を受け、翌10月21日、田淵氏自身がX(旧Twitter)で事情を説明しました。
大股開きの座り方には、体調面での理由があったのです。
皆さんから多くの問い合わせをいただいた、私の大股開きの映像について・・・先ほど今回の番組のディレクターであるNHKの中川氏と会って話をしました。中川氏曰く、「偉そうに見せたいなどの意図はなかった」とのことでした。?続く
— 田淵俊彦 (@kiJCDVbNKa35051) October 22, 2024
先ほどの続き?どちらかと言えば「堂々とした」感じに見せたかった、「覚悟」を表現したかった、とのことでした。やはり、脚を開いた私が悪かったです。不快にさせてしまった方々には深くおわびいたします。
— 田淵俊彦 (@kiJCDVbNKa35051) October 22, 2024
今晩夜中の日付か変わった0時40分から、私がインタビューを受けたNHKスペシャルのジャニーズ性加害検証番組が再放送されます。ご覧になっていない方は是非ご覧ください。
— 田淵俊彦 (@kiJCDVbNKa35051) October 22, 2024
椎間板ヘルニアの手術が原因と本人が説明
- 腰の手術の影響: 田淵氏は、過去に椎間板ヘルニアの手術を受けており、そのため足が開き気味になってしまうのだという
- ブログでの釈明: 「椎間板ヘルニアの腰の手術をしている私はどうしても足が開き気味になる」と、ブログ上で理由を説明した
体調面での理由があったにも関わらず、そのことを知らない視聴者からは、一方的に態度が悪いと非難されてしまったのです。
事前に映像確認できず、放送後に驚きの声
- 制作側の立場: 田淵氏は今回、制作者ではなく出演者の立場だったため、事前に映像を確認することはできなかった
- 放送時の反応: 放送をリアルタイムで初めて視聴した田淵氏は、自身の姿勢に「ぶったまげた」という
- 反省の弁: 「映像を見せてもらってどんな風に映っているかチェックするべきだったと反省している」と述べている
出演者の立場だったため、どのように映っているのか把握できていなかった田淵氏。
放送を見た時の驚きは相当なものだったようです。
制作側の意図と撮影時の状況
田淵氏への批判を受け、番組の制作サイドがどのような意図で撮影を行ったのかにも注目が集まっています。
2台のカメラによる撮影方法の詳細
- 2台のカメラ: インタビュー撮影の際、2台のカメラが使用されていた
- カメラマンとディレクター: 1台はカメラマンが、もう1台はディレクターが回していた
- アオリ撮影: 撮影時、田淵氏は「ずいぶんアオリで撮るんだな」程度にしか思っていなかったという
通常のインタビュー映像に加えて、ディレクターによるアオリ撮影が行われていたことが分かります。
ディレクターが語った「堂々とした印象」への思い
- 意図の確認: 田淵氏は放送後、ディレクターと撮影時の意図について話をしたという
- ディレクターの説明: ディレクターからは、「偉そうに見せたいなどの意図はなかった」「どちらかと言えば『堂々とした』感じに見せたかった、『覚悟』を表現したかった」との説明があった
- 田淵氏の受け止め: これを受け、田淵氏は「やはり、脚を開いた私が悪かったです」と自身の責任を認めている
ディレクターとしては、田淵氏の堂々とした姿勢や覚悟を表現したかったようですが、視聴者にはそれが伝わりませんでした。
SNSでの批判と田淵氏の心境
予期せぬ批判を受けた田淵氏。
ブログには、その心境もつづられています。
弟からの連絡で知った「大股さん」という呼び名
- 弟からの連絡: 田淵氏は弟からLINEで、「ツイッターで『態度悪い』と言われているよ。『大股さん』ってネーミングされている」と知らされた
- 予想外の反応: こうした反響は田淵氏にとって衝撃的なものだったようで、ブログには「こんな風に偉そうに映っているとは想像しなかった」との心境が記されている
SNSでのあだ名まで付けられるほどの批判を、田淵氏は全く予想していなかったのです。
若松監督からの指摘と現在の心情
- 若松監督の指摘: 田淵氏は、尊敬する若松節朗監督からも、姿勢について「行儀が悪い」と叱責されたことを明かしている
- 「傷心気味」: ブログの最後では、「いま私は少々、傷心気味」「私もひとりの人間だ。傷つくものは傷つく」と正直な心情を吐露している
尊敬する監督からの指摘もあり、田淵氏の心境は痛手を負ったようです。
しかし、自身の非を認め、反省の弁を述べる姿勢は立派だと言えるでしょう。
視聴者からの理解と共感の声
田淵氏のブログを読んだ人からは、理解と共感の声が多く寄せられています。
事情を知った後の印象の変化
- そんな事情が: 「そんな事情があったんだね…わからなかった」
- かわいそう: 「ヘルニアの影響なのね 知れてよかった へこんでるのかわいそうだな・・・」
- 勇気ある行動: 「元テレ東の人、顔出しでジャニ担であったこと、性加害を感じつつ何もしなかったことを語るってすごく勇気あるなと思ったし、嘘なく語ってる感じがして私は好印象」
- 責任転嫁なし: 「この元テレ東の人は責任転嫁なんかしていない。自分たちの、自分の責任を認めた上で顔出しまでして当時の話をしている。すごいことだと思う」
田淵氏の勇気ある行動と真摯な姿勢が、視聴者の共感を呼んでいます。
テレビ撮影における配慮の必要性
- 撮影方法の問題点: 「それなら上半身のみで良かったのでは…撮影側が配慮すべきだったな」
- 人それぞれの事情: 「人それぞれ事情があるよな」
- 説明の必要性: 「それは切ないな……ヘルニアで~って説明入ったら、なるほど、仕方ないねで終わる話なのにな」
テレビ番組の撮影では、出演者の事情に配慮し、適切な説明を加えることが求められます。
田淵氏の一件は、そうした課題を浮き彫りにしたと言えるでしょう。
まとめ:NHK出演の田淵俊彦氏の座り方と背景
- 2024年10月20日のNHKスペシャルでジャニー喜多川氏に関する重要証言を実施
- 1999年当時のテレビ東京での出来事やメリー氏からの圧力について言及
- インタビュー中の大股開きの姿勢がSNSで物議を醸す事態に
- 弟からの連絡で「大股さん」というネーミングの存在を知る
- 椎間板ヘルニアの手術が原因で足が開き気味になると本人が説明
- 事前に映像確認できず、放送時の映像に本人も驚きを示す
- 2台のカメラを使用し、アオリ撮影を実施していたことが判明
- ディレクターは「堂々とした感じ」を表現したかったと意図を説明
- 若松節朗監督からも姿勢について「行儀が悪い」と指摘を受ける
- 本人は「傷心気味」と心境を吐露しX(旧Twitter)で説明を実施
- 視聴者から理解と共感の声が多数寄せられる展開に
- テレビ撮影における出演者への配慮の必要性が浮き彫りに
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